WBO世界スーパーフェザー級王座決定戦米国で伊藤雅雪が37年ぶりの快挙達成!!
米で世界王座獲得の伊藤雅雪を現地メディアも「番狂わせ」「気迫と強靭」
7/30(月) 5:00配信
米国で世界奪取の快挙をやってのけた伊藤雅雪(写真は資料・山口裕朗)
WBO世界スーパーフェザー級王座決定戦が28日(日本時間29日)、米国フロリダ州キシミーのキシミー・シビック・センターで同級1位のクリストファー・ディアス(23、プエルトリコ)と、同級2位の伊藤雅雪(27、伴流)で争われ、伊藤は4回に3連打でダウンを奪うなど、序盤から試合をコントロールして、「116-111」、「117-110」、「118-109」の3-0判定で世界初挑戦で新王者となった。日本人が本場・米国で王座を獲得するのは、1981年に三原正がWBA世界スーパーウェルター級タイトルを獲得以来、37年ぶり5人目の快挙となる。
米国メディアも、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が返上した王座を“無名の日本人”がトップランク社が育てたホープを破って獲得したタイトル戦を大きく報じた。
米国の権威あるボクシングメディアのリング誌は「伊藤がディアスを判定で圧倒する番狂わせ」と、この試合を「UPSET(番狂わせ)」と表する見出しを取って伝えた。
「伊藤は、自分自身と彼の妻に東京に戻る際にはWBOの世界ベルトをスーツケースに付け足して帰る約束をしていた。しかし、そのように信じていたのは、プエルトリコからの対戦相手クリストファー・ディアスの地元かのように応援団が集まったフロリダ州キシミーのキシミー・シビック・センターの中で、日本から長旅をしてきた伊藤と、彼のセコンド、わずかな家族と友人だけだった」
前評判は23勝無敗(15KO)のディアスが圧倒的有利だったことを紹介した上で、この試合の詳細なデータを掲載した。伊藤はパンチ数が686発でヒット数は28%の194発、対して、ディアスはパンチ数601発でヒット数は31%の190発だった。
ディアスはパワーパンチでも349発中143発と41%のヒット率で、454発中168発で37%だった伊藤を上回ったが、同記事は「伊藤のパンチは重く、そして破壊的だった。ディアスの顔の左目周りの変色ぶりがその証明だ。第4ラウンドに伊藤は、右ストレートでこの試合で唯一となるダウンを奪った」と、伊藤のパワーが勝負の分かれ目となったと評した。
また「伊藤(24勝1敗1分け、12KO)は、身長で2.5インチ(約6.4センチ)上回り、リーチでも68インチ対64インチと、支配的な4インチ(約10センチ)の差があった。これによって伊藤は、身長に劣るが、接近戦で力強く打ち込んでくるディアスを最初に抑え込んだ。最初の2ラウンドで伊藤は距離の取り合いを制した」と、序盤から伊藤が体格差を生かしてペースを握ったと分析。
さらに「第5ラウンドにディアスは、流れを取り戻し左の大きなフックをヒットさせたが、その後は、伊藤が勝利へ優位に試合を進めたようだった。彼はディアスが左フックで時折、前に出てくる間も落ち着きを保ち、ディアスがパンチをヒットさせても平然としていた。最後の2ラウンドで、ディアスは伊藤から、かなりの数の右パンチをもらって腫れた左目が開かない状態で戦っていた」と続けた。
最大9ポイント差がつく文句なしの判定勝利となったが、「会場はまるでディアスのホームだった。だが、ファンに(判定負けした)ショックはなく、会場から『盗人』と叫ぶ声もなく、ディアス本人さえ、最終判定が読まれる前に拍手を送り、土曜日の夜に伊藤は何の疑いも残さなかった」と、会場のほとんどがディアスの応援に回っていたにもかかわらず、判定結果に異議を申し立てる声がなかった様子を伝えた。
米国のSporting Newsも、この試合を「海外初試合となった伊藤は素晴らしい気迫と強靭さを見せ、プエルトリコ人(のディアス)を採点で上回った。今後、伊藤は、WBAのジェルボンテ・デービス、WBCのミゲル・ベルチェルといった他団体のタイトルを持つ王者と階級を統一させるビッグマッチを見据えることができる。ディアスは、プエルトリコからの世界チャンピオンの1人に名を加えるつもりだったが、チャンスをつかめず、キャリア初黒星を喫した」と報じた。
WBA世界同級スーパー王者、ジェルボンテ・デービス(米国)、WBC世界同級王者のミゲル・ベルチェル(メキシコ)といった他団体王者との統一戦構想がさっそくメディア側から流れた。
試合後、伊藤は、今後を聞かれ「今、僕は夢の途中。もっともっと与えられるのならどんどんデカい試合をしていきたい、トライをどんどんしていきたい」と語っていた。
この試合は、ESPN+にて全米で放映されたが、ESPNも「伊藤が土曜の夜、ラウンドごとに激しい動きを見せる素晴らしい戦いで無敗のディアスを満場一致の12回判定で破り、空位だったWBOのスーパーフェザー級タイトルを勝ち取った」と伝えた。
同記事は、「伊藤は27歳で東京出身。日本国外で初の試合となったが初回から試合をコントロール。ディアスにアウトボクシングを見せつけ、左ジャブ、厳しいボディーブロー、顔面へ右パンチを打ち込んだ。最後まで、このパターンを繰り返した」と、レポート。
「第4ラウンドが始まるまでに、伊藤の右がまた1度、また1度と打ち込まれ、ディアスの左目は腫れ始めた。そのラウンド中盤に3発の右でディアスは倒れたが、立ち上がり、戦いに戻った」と、ダウンのシーンを説明し、「最終ラウンドの時間切れが迫るなか、2人は残った力をすべて出すかのように接近して打ち合った」と、最後までファンを興奮させる激戦だった様子を伝えた。
伊藤は、アマチュア経験がなく、高校時代まではバスケットに熱を入れ、駒大時代にプロボクサーに転向した異色の経歴を持つ。5年前から米国ロスへ練習拠点を移し、多くの世界王者を育てた名トレーナーのルディ・エルナンデス氏と、岡辺大介氏の指導を受けて、リングの中央でプレッシャーをかけて戦う攻撃的なボクシングスタイルを身につけた。
試合後、伊藤は「1ラウンドで自分の力が通用すると分かった。あとは集中、必ず勝つという気持ちを途切れさせない(と思い戦った)。自分の中ではポイントはとか数えてなくて、とにかく倒す、倒す。倒す。ノックアウト、ノックアウト、ノックアウトと思っていた。だから終わった時は、やりきった気持ちの方が強かった」と語った。
日本にいる間は、自ら営業して協力してもらえるスポンサーを集め、米国での活動資金に当てている。伊藤の人柄が、そういう応援してくれるスポンサーを増やしているもので、トランクスにこれでもか、と貼られたスポンサーシールが、その証だ。長身ゆえに減量は厳しいが、リング上では、その苦しみを優位さに変えた。現地には、学生結婚した妻と、お子さんが駆けつけてESPNの生放送中に抱擁した。
【THE PAGE記事】
参照元/続きはこちら→:ヤフーニュース
URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180729-00000004-wordleafs-fight
おめでとうございます!
快挙ですね。
世界戦くらい深夜でも良いので普通のテレビでも放送して欲しい。
スポンサーが付かないのかな?
凄いことにだと思うけど、日本のマスコミにとってはどうでもいいんだね。
どうしてかな?
ボクシングの世界タイトルが多すぎるせいかな?
これだけスポンサーが集まるのも、彼のひたむきな姿勢があるからだろう。
てことは日テレで全国ゴールデンありますね?
ランキング2位です。
知らなかっただけ。
覚悟の差だったんだろうと思う。
研究者もそう。テレビに出まくる研究者ほどあやしい。
あまり知らなかったから驚きです。
本当にすごいと思う。
これからの活躍期待してます!
相手選手の地元の完全アウェーだし、地元判定の可能性もあっただけに、勝利のコールが上がった時は興奮した。
ジャッジもフェアーな採点をしてくれて、文句なしの勝利だと思う。
この先防衛戦を積み重ねれば、海外でのビッグマッチも期待できる。
これからが本当の勝負だ。期待してるぞ。
本当に良かったですね。
勝者がコールされた際は鳥肌がたった。。。
海外の方が却って気分的にやりやすいという考え方の変化とか、ちゃんと待遇改善とかで変な洗礼なんかを受けなくなっているとか、いろいろ要因はあるのでしょうね。
スーパーフェザーでとったというのも凄い!一気にスターダムにのし上がる可能性があるね
WOWOWのLIVE中継見てたけど、文句なしに強かったですね。
そのあとの放送席でのインタビューも堂々としていて、後ろで見ている奥さんの表情と赤ちゃんの姿もほほえましかったです。
ダウンを奪っても守りに入る事なく、自分から距離を潰し、相手の強打には必ず打ち返していた。あの試合できるなら、もう海外で試合した方が良いと思うよ。お客も付くと思う。本当に素晴らしかったです。
あの首と顎の強さはすごいよ。
拠点をアメリカに移してるとはいえ、アウェーで圧倒して勝つとは驚き!!
これからの活躍を期待したい。
これからタイトルの防衛記録を伸ばせる様にご祈念申し上げます。
Sフェザーでアメリカで獲ったのは凄い!
しかも文句無しの判定勝ち。
出来ればKOしたかったんだろうな。
アウェイであんな試合が出来る選手はそういない。
リマッチがあったら、
もっとでかい会場でやらないと。
でも、あまり伸びない気もする。
これから益々頑張ってください。
ライジンよりよっぽど観られるべき。
向うで人気が出れば稼げる額が全然違うからね
でも、実力的に???では相手も???
試合観て思った感想です
おめでとうございます。
素晴らしい選手がいたもんだ。
当然、国内で防衛戦も行ってもらいたい。最近の流れで行くと先輩世界王者とのセットになるのだろうが、すぐに全国区になれるとも思いますが
本当に攻撃的で、観客が興奮する試合で、特に、ストレートの切れが素晴らしく、拳がめっちゃ堅そうなイメージをもちました。
本当に、おねでとうございます!
しかし、ボクシングの記事ほんと少ないですよね
無名からここまでやってきたんだから、もっと、もっと称えてやらなきゃ!
すごい快挙ですね、これからは防衛戦だけでなく統一戦を視野に入れて頑張ってください。
日本人にとっては、重量級でしかもアウェイでの戴冠!
テクニックもありそうだし、試合の映像を観てみたい。
次の試合も頑張って、夢を掴んで下さい。
凄く楽しみ。
無名や雑草の日本人ボクサーも
捨てたもんじゃない。
是非実現を!!
だが海外で,文句なしの結果は快挙としか
言えないし,度々持ち上がるホームの判定すらでない試合には,お見事の一言。
スコアカード読み上げられてる時点で、
ディアスは伊藤君に拍手していた。
文句のない完勝。
世界の舞台で、どんどんビッグになってください
その上敵地で打ち合って層の厚いS・フェザー級で世界奪取素晴らしい。
これで日本でもボクシング人気が上がれば良いのだが。
本当におめでとう!!
いくらだろう
カジノなんかどうでもいい
スマホでこの試合賭けできるシステム
作れよ。
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