順天堂医院・新生児取り違え事件の続・悲報!
「裏切りばかり」の順天堂医院・新生児取り違え事件 “交渉記録映像”で明らかになった新事実
8/27(月) 16:46配信
(画像:FNN PRIME)
順天堂大学医学部付属順天堂医院で51年前に起きていた新生児の取り違え事件。
今年4月に週刊誌報道などで明らかとなり、順天堂側も認める事態となったが、今回「報道プライムサンデー」は、取り違えられた被害男性と順天堂側との交渉を、30時間に渡って記録した映像を独自に入手した。そこには被害者男性が「裏切りばかり」と語る、順天堂側の驚きの対応が記録されていた。
【画像】順天堂側の対応や発言が何度も変わるため証拠を残すべく記録した映像の数々
1967年、取り違えは出産直後、順天堂医院のミスで起こった。
被害を受けた男性は鈴木良夫さん(51歳・仮名)。壮絶な人生の始まりは今から44年前の1974年、良夫さんの小学校入学の際に行われた健康診断だった。
その結果報告書には血液検査の結果があり、母・昭子さん(76歳・仮名)が確認したところ、良夫さんの血液型は両親からは絶対に生まれないものだった。
「子供の取り違えではないのか?」
真実を知りたかった昭子さんは、分娩した順天堂医院に行き、新生児の取り違えを指摘した。しかし、病院の回答は驚くべきものだった。
ーー順天堂医院は取り違えを認めたのですか?
良夫さんの母・昭子さん:
認めません。順天堂医院はこれだけ立派な病院です。そういう変なことが起こるわけがありませんと言われて。絶対に生まれてこない血液型だったけれど、それでも『あなたが浮気したんじゃないですか?』とか言われるんですよ。絶対に取り違えを認めませんでした。
病院側は、母の浮気が原因ではと指摘した上で、「異議があるなら裁判にすればいい」と門前払いにしたという。
結局、夫から身に覚えのない浮気を疑われるなど夫婦仲はぎくしゃくし始め、病院を訪れた半年後に夫婦は離婚。良夫さんは母親に引き取られたが、間もなく母親は体調を崩し、子育てに支障が出るようになった。そのため良夫さんは親戚に預けられ、転々とすることになった。
親戚宅で良夫さんは、「お前のせいで、親は離婚したんだ」「よその子だから、親と顔が似てない」などと言われ、幼心に“自分の両親は本当の親ではないのではないか”と悩み続ける、辛い子供時代を送ったという。
時は流れ、3年前の2015年、良夫さんは母親から事実を告げられる。
「あなたは本当の子供ではないのだ」と。
良夫さんは母親の告白を確認するためDNA検査を行った。すると、実の親子である可能性0%という結果が出た。良夫さんと母親は、やはり実の親子ではなかった。
実は、良夫さんが産まれたころの日本では、全国各地で、新生児の取り違え事件が起きていた。1974年に行われた調査によると、1957年から1971年までの15年間で32件の取り違えが判明。もちろんこの数は判明した数で、実際にはもっと多いことは確実だ。良夫さんの取り違えもこの32件には入っていない。
時間が経って取り違えが判明し、病院を相手取った裁判に発展したケースも起きている。2013年には、1953年に別の赤ちゃんと取り違えられた男性が病院を提訴し、3800万円の賠償金を得ている。
良夫さんは“実の親を知りたい”という思いと賠償を求め、2年前の2016年4月から順天堂側と交渉を始めた。交渉の際、順天堂側の対応や発言が何度も変わるため証拠を残すべく映像で記録していた。その記録から交渉過程の詳細が今回初めて明らかになった。
【2016年12月9日 第5回目の交渉記録映像】
良夫さん:
7歳の時に(母が)1回来ているから。
順天堂側医師(危機管理担当):
そうですね。
良夫さん:
こちらでも、分かっていることですからね。
順天堂側医師(危機管理担当):
逆に言いますと、それがあるので悪い方にも行ってます、我々にとっては。あそこ(44年前)で、何とかしておくべきだった。
良夫さん:
そうですね。
順天堂側医師(危機管理担当):
当時主治医であった医師が、そういう事で(お母様が)来られたということを、はっきり記憶してましたし、(病院側が)言った内容と、鈴木様のお母様の言った内容が一致してますので、裁判を起こしてくれということまで。
なんと、順天堂側は母親の言い分を認めていた。
こうして交渉は進んでいく。そして、順天堂側の危機管理担当の医師がついにこう切り出す。
【2016年12月9日 第5回目の交渉記録映像】
順天堂側医師(危機管理担当):
最終的には病院の学長が…その意見をまとめろということで。実は、今朝まとめてきました。学長、医学部長、院長、副院長…コアメンバーです。総勢13名で最終決定をしました。それに向けて急ぐということで。
良夫さん:
いわゆる記録ですよね。(取り違えた相手の)出生記録、その書類を私にだけいただいて。目的はお墓参りと(自分の)ルーツを知っておきたい。
順天堂側医師(危機管理担当):
反対する人もいると思いますが、裁判にして(当時の分娩記録を)差し押さえするだけ。(差し押さえて)これを見る手段が鈴木さん側にあるわけだから別に上を通さなくても問題ないと判断します。何の問題もない。最高の終わり方。
出生時の分娩記録が残っていて、それを良夫さんが見れば、実の親の情報も分かるというのだ。およそ9カ月に及んだ交渉は、良夫さんの希望通りにまとまったかに思えた。ところが、その19日後の第6回目の交渉で、突然同じ危機管理担当の医師がこう切り出したのだった。
【2016年12月28日 第6回目の交渉記録映像】
順天堂側医師(危機管理担当):
(新しい)代理人と手続きをするという方向で話をしています。本当に謝りますが、ゼロから進むことは絶対にありませんので。
良夫さん:
また新たな弁護士の先生なんですか?
突然、順天堂側が用意した別の弁護士が、良夫さんとの交渉を改めて行うと言い出したのだ。それは理事長の決定だという。
順天堂側医師(危機管理担当):
(賠償の)額とか、その辺りは理事会で決めること。いわゆる法人として決めるというか…。理事には学長以下が入っていない。理事長はワンマン、はっきり言って。学長の上に存在する。
良夫さん:
何をしたいんですか?理事長は。前回の話では、もうみんなで会ってOKになったという話じゃないですか!
順天堂側医師:
要するにあれは学長以下ですよ。理事長はもっと上なので。
良夫さん:
また今から、金額の話からやり直しなんですか?
順天堂側医師:
それはわからない、私も。
良夫さん:
向こう(新しい弁護士)の見解は何ですか?
順天堂側医師:
それはわかりません。(新しい弁護士からは)要するに交渉をしないでくれと、大変申し訳ないんですが、私も伝えています。間違いなく伝えています。全部伝わっています。
良夫さん:
ものすごい怒りがもう…。ここまでやってきて、ここまで話してきて、1年という時間を使って何も進んでいないですもん。結局また弁護士じゃないですか、新しい。
順天堂側医師:
憤りはあると思いますが…。
良夫さん:
またこの気持ちで正月を迎えなければいけない。
順天堂側医師:
大変申し訳ありません。
良夫さんは憤ったが、12日後の2017年1月10日、第7回目の交渉が行われた。そこにはこれまで交渉してきた医師の姿はなく、新たに順天堂側の代理人弁護士2人が現れたのだった。
【2017年1月10日 第7回目の交渉記録映像】
順天堂側新たな弁護士(男性):
病院側としては 本件については謝罪をする、ということです。取り違えについては示談という形で一定の和解金をお支払いすると。(取り違えの)相手方の関係についてですが、現在の平穏な生活環境であるとかプライバシーにも配慮して、相手方の調査は行わない。金額の話ですけども、どのような検討をしたかを少し説明しますと…。
2人の新たな弁護士は、12月9日の第5回交渉で最終決定とした金額を大幅に減額した賠償額を提示。さらに実の親の情報も出さないという今までの交渉を完全にひっくり返すものだった。
良夫さん:
(交渉は)今まで正式じゃない人たちだったんですか?正式じゃない人たちと1年間私に時間を使わせて、話し合いをさせてきたと…病院は。
順天堂側新たな弁護士(女性):
(担当医は)最終的な法人の決定ではないと、何度も言っています。
良夫さん:
(担当医は)任されているのは私たちですからと言っていましたよ。
順天堂側新たな弁護士(女性):
それは個人的な気持ち…。
良夫さん:
個人的って、何人もいますから、証人が!一人で話しているわけではないですから。
順天堂側新たな弁護士(女性):
『そうしたいと思います』と言っているとすればそれは『思います』なのであって。
順天堂側新たな弁護士(男性):
(前任者の医師は)自分の立場で考えたのだろうと。
良夫さん:
私たち家族としてはお金で納得する事案じゃないんです、本来。母親に(実の)息子を持ってきてくれ、そこからです、話し合いは。まずは、きちんとした対応を取っていれば、こういうことにならなかった。1年経って誰も出てきてない、決定権を持っている方が。一人の挨拶もなければ、謝罪もなければ…。
およそ1年かけた交渉がまた振り出しに戻ったことで疲れ果てた鈴木さんは、「もう信頼関係もなくなり、このままうやむやにされるより取り違えの事実だけでも残したかった」として、結局、順天堂側と大幅に下げられた賠償金をもらう合意を結ぶことになる。
その合意文書には「取り違えの事実を第三者に知らせない」という守秘義務の条項があったが、今回、「報道プライムサンデー」の取材を受けた理由について、良夫さんはこう話す。
「私も出るつもりは全然なかったのですが、『順天堂としてホームページに発表します』ときた。その内容を見たら、50年たった今、分かったことなので、いまさら、探すことはしないという内容だった。いや私が7歳の時に(母が病院に)行って、(病院側は)追い返しているでしょ。それをまず隠しているのと、謝罪したと書いてあるが(順天堂は)謝罪にも来てない」
鈴木さんは順天堂側の説明があまりにも一方的だと感じたので、取材を受けたのだという。
この合意文書について、医療過誤に詳しい貞友義典弁護士は憤る。
「真の本当の親を知る権利を放棄させることを考える方がおかしい。そもそもお金では買えないです。人の道に反する合意書だと思います」
最後に良夫さんは、今の思いをこう語る。
「私は病院に行っても自分の先祖がガン家系であるとか糖尿病であるとか、そういうことが伝えられない。相手(実の親)の生活を壊すことはしたくないので、こちら側にだけ教えてもらえばいいこともあると思う。相手が望まなければ会わなくてもいい。ただこちらにも知る権利というものがあると思う。(実の)母は幸せに生きてくれたのか…時間はもう取り戻せないので。せめて幸せだったのか、どういう人生を送ったのか、写真の1枚でもいいから知りたいです」
家族問題に詳しい池内ひろ美氏(家族問題評論家)は、「病院が“会わせる”“会わせない”を決めるのはおかしいと思います。取り違えは医療ミスです。医療ミスがあったわけだから、もう一方の家族も含めて、まず両方の家族に謝罪をすべきです。順天堂は『相手側の平穏な生活を乱すので、お知らせしないことにした』と主張するが、病院が言うことではない」とスタジオで語った。
今回、番組では順天堂に取材を申し込んだが、HP上に見解は載せているので取材は一切受け付けないと回答を拒んだ。
「自分は何者なのか?」
良夫さんの願いが叶う日は来るのだろうか。
報道プライムサンデー
【FNN PRIME記事】
参照元/続きはこちら→:ヤフーニュース
URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180827-00010005-fnnprimev-soci
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鈴木さんは、実の親にも会って見たいだろうし育ての親も大切だし大変複雑な気持ちだと思う。
取り違えられた子も親に会えないのに
知らない方が幸せとしらばっくれる病院の保身が信じられない
奥さんと子供がかわいそう。
でも釈明・説明責任の義務はあります。
日大じゃないですよ!順天堂大ですよ!
ついでに、このクソ弁護士達が誰なのかも明かして欲しい。
本当にひどいな、順天堂大学。
徹底的に叩くべし
他に例もありそうだしね
これが日本で起きている事?拉致された家族被害者のようです。
あったことは事実なのになぜ解決に向けた処理が出来ないのか?順天堂は何を知られたくないのか?もう片方の家族被害者は世間的に有名な人じゃないのか?って勘繰ってしまう。
もっと大々的に取り上げられてもいい内容だと思うのですが横槍が入っているのでしょうか?
お母さんが取り違えを疑って相談しに行った7年後なら、まだ間に合ったのに。
不誠実すぎる。
こういう問題をマスコミは取り上げるべきです。
そもそもあれが書き間違えだったらと思うと恐ろしい。
貧しい家庭と裕福な家庭で取り違えられた方もいたけど
1度しかない人生を他人の手で壊されるというのはきつ過ぎる。
癌レベル4をホルモン異常と誤診して 27で亡くなった友人がいる。
チョットした骨折で ボルト入れられて 1か月以上入院せざる得なかった友人がいる。
外来でもいい話は聞かない。ここ本格的に調べてみたらどうだろう。
途中で辛くなって読めなかった。
妻が浮気するわけないと、病院の取り違えだと何故強く思わなかったのだろう。
本当の親に早く会わせてあげてほしいです。
年齢的にも早くしないと親が亡くなってしまうかもしれないし
このままでは被害者の方はお気の毒だと思いました。
その子供か孫を、敢えて違う子供と取り替えたい。
20年後くらいに、その事実を敢えて伝えたい。
順天堂病院の医療機関としての資質も問われてると思う。
一連の不誠実な対応が順天の本質だと思う
こんな病院は潰すべきだ
クライアントの利益を最大限に守る、まあそれが仕事でしょうとも、ええ。プロだなって思うけれども。
非常に腹立たしい。明かして欲しい真実を曲げる方向に持ってくのが、弁護人の仕事なんですか?
弁護士も最悪。
マスコミはこういうときに活躍してもらいたい。
いわば勝ち目のない大きな相手にたった一人で立ち向かってる人の正義を後押しして欲しい。
告発者の悲しみと憤りは、想像にあまりあります。
順天堂さん、医は何を救うものなのか、自問してはいかがでしょうか?
この記事が事実であれば悲しくて仕方ありません。
根源は学校レベルじゃなく医療界全体。
気が付いてなかったら急に言われたらびっくりするしそれこそ家庭内がギクシャクするかもしれないね
なぜ、取り上げないの?
取り違えられた本人、その親、本人の兄弟全てに影響する事。
最悪、浮気を疑われ離婚し自殺する人もいるでしょうし
虐待で亡くなってる子だっていたかもしれない。
全くの他人の子だと、小さい内はあまり分からなくても
どんどん親も子供に対し、何かがオカシイと不信に思う。
血の繋がりは関係ない、育てた人が親だよ
なんて
簡単な問題じゃない。
わかりにくいです。誠意が感じられません。
マスコミももっと報道してほしいです。
学長が最高位って形が一番、間違いが起こりにくいと思う。
ましてその後の対応も間違いをおかしていたという事だと許しがたい。
今の理事長ってどなたでしたっけ?
男女弁護士の氏名と所属は?
そもそもの交渉をしていた担当医師の名前は?
浮気とか発言した人の名前と現在の消息は?
公に出して、世論で圧力をかけないと、本人も真相を知ることができず、闇に葬り去りたい大学側の思惑通りになってしまうと思います。
マスコミも追跡調査に十分値する案件と思います。
良夫さんが取り違えられたという事は必ずもう一人取り違えられたままの人がいるという事。
本人は知ってるのか知らないままの方が幸せなのか考えさせられますね。
何故だれも助けてあげない??
相手は病院、弁護士も居るのに、何故お互いだけで話してるのか
と、言った医師の免許。。。それ、大丈夫ですか(ーー;)?
私ならその医師には絶対掛かりたくないが。
高校かな?中学かな?そこら辺りで習いませんか?
お金の問題じゃないことがわからないのでしょうか?
病院の対応の悪さはヒドイですね
もう隠せる時代じゃないのに
やはり実の親には会いたいんだろうし
病院の対応がひどすぎる。
悩んだ年月が長すぎますよね。
考えさせられる。
これじゃあ、診断ミスや医療事故があっても
誤魔化しそう。。陛下の手術で上げた名声も、
地に墜ちたね
日大、ボクシング協会、順天堂大学だね。
日大と順天堂大学に通う学生さんやOBは、声をあげないとね。
最低の一言。
自分達が取り違えられた親の立場だったらどう思うのかな?
結局
金
ね。
悔しいですよね
テレビでも大々的に扱って
病院は誠意ある対応を️
不倫とか人の恋路に興味は無い!w
この問題をもっと大きく取り上げてほしい。
今回の件は医者ではなく理事会が何より非道で酷い。
何か裏があるのですか?
事件事故が無い時なら大々的に報道するだろうけど。
地域的にたぶん世話になる機会はないと思うけど、よく覚えておきます。
順天堂大学病院を許してはいけない。
声を上げなくては。
これ、明らかな人権蹂躙の憲法違反ですよね?
こんな交渉をする弁護士が存在することにも憤りを感じます。
沖縄で起きた取り違え事件も衝撃だったなぁ
今回と同じで幼稚園か小学校の血液検査で判明してた
そこに逆らえない組織も腐ってる!
日大と同じく順天堂も腐ってるって事が分かった。
大学病院がいい
すべてまやかし
人医師看護師
が第一ですね
個人的には地元の個人経営がいい
裕福な家庭の弟たちが、長男が自分たちに似ていないと疑いを持ち、調べて判明した。順天堂ではなかったようだ。
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