北方領土をロシアは最初から1島たりとも返すつもりはない!
ロシアは最初から1島たりとも返すつもりはない 北方領土交渉の経緯からみる
1/20(日) 8:30配信
[写真]1月22日の日露首脳会談で北方領土交渉打開の糸口はつかめるか。写真は2018年9月、の首脳会談(代表撮影/ロイター/アフロ)
北方領土交渉の進展が期待される1月22日の日露首脳会談ですが、北方領土をめぐっては、歯舞群島(はぼまいぐんとう)と色丹島(しこたんとう)の返還を軸とした「2島返還プラスアルファ」論も報じられるようになってきました。しかし、軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は「ロシアは最初から1島たりとも返すつもりはない」と指摘します。それはどういうことなのか。これまでの北方領土交渉の経緯を振り返りながら、黒井氏が解説します。
【地図】突然の北方領土占拠 “千島”がほしいソ連に口実を与えた「ヤルタの密約」
「なぜ日本政府はいつも島のことばかり言うのですか? ロシアの領土を私たちが渡すわけがないじゃないですか。形だけでも交渉してくれと日本の外務省が頼んでくるので、何も約束しない範囲で付き合っていますけど、これいつまで続けるつもりなのですかね」
これは1990年代のエリツィン政権時代に、プライベートで交流があったロシア外務省の日本担当者が私に言った言葉です。
私はかつてモスクワに2年ほど住んだことがあり、北方領土問題についてロシア側を取材していたことがあります。日本では1991年4月のゴルバチョフ初来日の前あたりから、日本の経済協力と引き換えにロシア(ソ連)が北方領土を返還する可能性があると度々報じられてきました。日露交渉はエリツィン時代も続き、「交渉進展か」との観測記事も頻繁に報じられてきました。それはプーチン政権になっても同様で、今日まで続いています。
ところがこの28年間、1ミリたりとも領土は返ってきていません。つまり、繰り返されてきた領土返還を期待させる報道は、すべて「誤報」だったわけです。
この日本メディアの報道を私は不思議に思っています。というのも、ロシア側からは28年間、領土返還への取り組みを示す情報が一切、出てきていなかったからです。ロシア側の政官界を取材して私が最初にこの問題の記事を書いたのは、前述したゴルバチョフ初来日の直前で、「最弱の支配者ゴルバチョフでは北方領土は還らない」という週刊誌記事でした。その後、エリツィン時代も同様の記事を発表してきました。
プーチン政権になってからはこの問題で現地取材はしていませんが、特にロシア側の情報を細かくチェックしています。日本メディアが「交渉進展か」と報じる度、その根拠が「日本側の関係者がそう言った」以外にファクトが一切存在していないことを確認しています。
では、実際にどのような動きがあったのでしょうか? リアルな交渉の経緯を列記してみます。(肩書き等はいずれも当時)
1991年3月
ソ連経済が崩壊し「カネで領土が買える」論が日本で浮上。特に同年4月のゴルバチョフ初来日の前に期待値は最大になります。日本では自民党執行部に怪しい領土返還話が持ち込まれ、大蔵省に資金支出も根回しをした上で、3月に小沢一郎幹事長が訪ソしてゴルバチョフ大統領と会談しました。が、まったく相手にされずに終了。
1992年3月
コズイレフ外相と渡辺美智雄外相の会談の際、同席していたクナーゼ外務次官が非公式に「平和条約締結と2島引き渡し」に言及しました。ただし、ロシア政府が承認した公式提案ではなく、あくまでクナーゼ次官個人の行動でした。ロシア側では一切検討もされていません。
1993年10月
東京宣言。初めて領土問題の存在が確認されました。日本側では「交渉進展」と盛り上がりましたが、返還への文言は一切盛り込まれていません。
1997年11月
クラスノヤルスク合意。「2000年までに平和条約締結を目指す」と合意され、日本側でだけ「交渉進展」と盛り上がりました。
1998年4月
川奈提案(※)。国境を4島の北に定めるかわりに、施政権をロシア側に残すことを日本側が提案。日本側関係者からは「エリツィン大統領は乗り気だったように見えた」との証言がありますが、実際にはロシア側は拒否しています。検討していたという情報も一切ありません。(※川奈は首脳会談が行われた静岡県伊東市の地名)
2001年3月
イルクーツク声明。1956年の日ソ共同宣言を「交渉プロセスの出発点を設定した基本的な法的文書」とすることが確認されます。この共同宣言には、平和条約締結後に2島を引き渡すことが明記されています。このため、日本側では「プーチン大統領は2島返還で決着したがっている」との憶測が定説化しました。しかし、プーチン大統領本人もプーチン政権当局者も「2島なら引き渡してもいい」とはこの時も、それ以降現在に至るまでも、1度も発言していません。
ロシア側からすれば、共同宣言が「交渉プロセスの出発点を設定した基本的な法的文書」だとしても、あくまで出発点であり、プーチン政権としてその通りに進めると約束したことにはならないという考え方です。同声明にはまた、両国の交渉で目指すべき目的を「相互に受け入れ可能な解決」とする文言もあり、意図的に過去経緯に縛られない曖昧さが織り込まれています。
2012年3月
プーチン首相が各国メディア幹部との会見の席で「引き分け」発言。これを日本側は「2島返還で決着したがっている」と受け取っていますが、ロシア側は一切、そんな説明はしていません。
2013年4月
首脳会談で、経済協力を進めて平和条約交渉を加速することが合意されます。しかし、領土返還には一切触れられていません。日本メディアは「交渉進展」と大々的に報道しています。
2016年12月
首脳会談で領土返還については一切進展がありませんでしたが、日本側の巨額投資を中心とする経済協力を進めることが合意されます。
2019年1月14日
外相会談でラブロフ外相が「日本は4島がロシア領土だと認めよ」「北方領土という用語を使うな」と要求します
以上のように過去の経緯を俯瞰して見れば、「1島たりとも」ロシア側が返還するなどと一度も明言していないことが明白です。明言しないということは、言質をとられないように注意していることを意味します。つまり、2島返還で決着「したがっている」わけではないことが証明されていることになります。
この点、日本側には自らの願望によって相手の意図を誤認識する傾向が強くみられます。特に2001年のイルクーツク声明では日本政府もほとんどの日本メディアも「2島返還で決着したがっている」と誤認識しました。しかし、仮にそうであれば、これまでロシア側が一度もその意思に言及してこなかったことの説明がつきませんし、さらに今回のように、わざわざラブロフ外相が「まず4島のロシア領を認めよ」などと発言して交渉のハードルを上げ、2島返還決着の機運に水を差すこともないでしょう。
さすがに最近は日本側でも「2島すら返す気はないのではないか」とのメディア解説が増えてきましたが、別に最近になって急にロシア側の態度が硬化した、ということではなく、ロシア側には最初から返還の意思はなかったといえます。
今回、ラブロフ外相は平和条約締結を進めたいとすると同時に、日本側の事情が1956年の共同宣言時とは、60年の日米安保条約改定で大きく変化していることを指摘しています。つまり、現行の日米安保条約による日米同盟の現状、あるいは在日米軍の存在などを口実に、今後も2島引き渡しを拒否していくことを、事実上、宣言したようなものです。日本が現行の日米安保条約を解消する可能性は考えられませんから、ロシアは仮に平和条約が締結されても、2島引き渡しにはすんなり応じないと見るべきです。
結局、ロシア側は1島すら返還する気はないと考えざるを得ません。1月22日には安倍首相とプーチン大統領の首脳会談が行われますが、北方領土返還に道が開ける可能性は、残念ながらまったく見えません。
寧ろ自民党政権の前のめり政策こそ問題だ。
財政的に厳しいロシアには、支援やインフラ協力ではなく、ロシア経済が立ちいかなくなるような反共政策を取るべきだ。
ロシアは日本を友好国としては見ていない。
日本は北方4島だけでなく樺太まで取り返せたら最高です。
だけどどちらも100%最高なんかはあり得ないので
それを擦り合わせて五分五分に持っていく事が出来たら成功です。
なので
五分五分以外の返還は拒否するべきです。
これは国と国とのこれからの関係を考えても五分五分にする事が大事。
日本が譲歩し過ぎて
隣国みたいな関係になるのだけは避けなければならない。
それがレッドチームとの付き合い方です。
歴史は教えてくれてますね。
もともと返す気なんか一ミリも無かったと思いますよ。
国同士の条約を守れなければ、経済協力とかの合意も破棄すると上手に出るべき、それは韓国も同じだが。
ロシアなんかとビザ免除という協定なんか結んだら、大変なことになりますよ。
そうやってウクライナもやられたのです。
まぁ~北方領土は諦めるしかないわ。
向こうが泣きついてきたらその時に考えればいい。それ以外方法はないと考えるのが自然
よって経済協力は白紙って事で一段落
外交的に話にならない国とは距離を置くべきだよ。時間の無駄が多い
韓国、ロシアに使った労力と時間を考えると東南アジアにその時間を使っていた方が、今はもっと良い状態になっていた。
目の前の決して食べられない人参を追いかける外交より食卓を囲める国との関係作りに外交を使うべきだと思う
最初から一島も返す気がない。そうかも知れない。しかし、私は少なくとも今は二島で決着したがっていると思う。
今やロシアは昔のイメージの国ではない。年金支給開始年齢の引き上げで、プーチンの支持率は急落している。軍事に金を掛けて、民政に歪みを起こしている場合ではないのだ。
焦る必要は全くない。まさに五分五分未満での決着は拒否すべきだ。つまり、面積で半分か、三島の返還、これが“引き分け”だ。
今ダメなら、次の機会を待てば良い。焦ってはいけない。二島先行返還で他は継続協議というならいいが、継続協議が曖昧になって、事実上、二島のみというのが一番困る。
ロシアはとっくにテーブル蹴ってるんだから(笑)まあ領土が不正に奪われ悔しいのではありますが高く付く島代なら払ってまで取り戻すメリットは日本国にとって、国民にとって意味があるのか?を議論しないといけないと思います。一時的な島代ではなくずっとロシアにたかられ続ける事になるのですから。
会社などの組織の中で力の無い者がいくら正論を言っても通らない。
ロシアは現状のまま返さなくても損もしないし、日本が奪還作戦をする事も無いのが解かっている。現状で安心安全なのだ。
取り返したかったら現状では損だと思わせる状況を作り出すか、怖い思いをさせるしかない。
後者は無理なので、せめて前者だが、経済支援はその逆になってしまう。安倍はロシアが返す必要のなくなる状況作りをしているのだ。
相変わらずのマヌケ外交だ。安倍の「新しいアプローチ」とやらでは返還は遠のくだけ。
日本は倭の時代から南九州や東北、北海道、沖縄と支配地域を拡大させた。
しかしそれらの地域に独立国があったことはあっても他国の支配下にあったことはない地域。
これが「固有の領土」という考えになっている。
しかし、ロシアはモスクワ公国の時代にさかのぼっても、他国の領土を奪ってきた歴史だ。
北欧諸国やトルコ、ポーランドなどとの戦争で領土を拡大している。
沿海州や黒竜江の北方も。
アラスカを米国に売却したり、戦争や独立で領土を失ったことはあったけど、「ロシア固有の領土」という考えはなく、「戦争で奪う」が原則。
この歴史の違いが、お互い相手の態度が不思議に映る理由でもあり、解決しない理由。
だから安保改定も含め、ロシアに相当政治姿勢として歩み寄らないと、ロシアが返すメリットがない。
固有の領土という主張でロシアが返すことはない。
この前、戦争を仕掛けてでもクリミアを奪った国が、領土を還すはがない。還すときがあるのは、ロシアが経済的に疲弊しきって活路を見いだせない時か、体制が大きくチェンジしたときだけだ。
今、ロシアは確かに苦しいが、疲弊しきってはいないし、体制も維持されたままだ。
安倍首相がこの問題で、非常に前のめりなのが気になる。
一番恐れるのは、何島還すかではない。
何島かを還すと見せかけて、あとで難癖付けてすべて無かったことにすることだ。
ロシアは油断ならない国。信頼すべきではない。
この記事に書かれていることは
全くその通りだと思う。
ロシア側がは返還する気なんて元々ないから
それを前提に日本も実利を考えての
付き合い方をすればいい。
経済協力の食い逃げだけは注意しながら。
できもしない事を、あたかもできるように話を持っていく政府が、すべて悪いと思う。
むしろ、ロシアから現在の住民を養うための持ち出しを要求されることが問題です。
かつては、人口が増え、彼らが食べるため収穫物を得るための土地や領海が必要でしたが、今は事情が異なります。
ロシアの原野商法に乗っても得るところはありません。かつての住民がビザなしで行き来できるとか、安全に操業できる漁業権を得るとか、実利を得られれば、それで良しとすべきかと思います。
失った領土より、今持ってる領土をしっかり守ろうよ。
捕鯨問題と同じ、何十年もやって駄目なら撤退して、経済協力も止める。そしてロシア国境を今までより厳しく管理する。長年の交渉を止めた事で、ロシアが調子づいてちょっかい出してくるなら、その時こそ自衛権行使して守る、米軍にも協力を仰ぎ対応する。
もう、形だけとか保身の為の外交とかやめた方がいい。いつになるかはわからないが、ロシアの気持ちを変えるような日本になる努力をした方がいい。
何とかなると思うけど、基本的に領土問題の解決は実力行使、
戦争しか無いと思う、返還をエサにして経済協力はあぶない。
たぶん、首相も過去の例、歴史を学んでいると思うけど、あまり
期待するような発言はやめた方が良いと思う、莫大な援助して
返さないと言われても、どうすることもできない、相手が
返すから経済援助お願いしますと言ってきたら、考えるけど、
それ以外は難しい。
竹島や尖閣も、もめる前に灯台とか自衛隊の基地とか作って
おけば良いものを、放置したばっかりに危なくなってきてる感、
しっかり先を見据えた歴代の政治家がいなかったのは後の祭り、
このような国策の基本を考える、有能な政治家、議員がねえ、
もっと国策考える真剣な戦略的な政治家の出現が望まれます。
韓国の件もそう、歴代が状況作ってしまった。
ソ連時代なら膨大な兵器で日本に攻め込んできて日本の資産を乗っ取ってしまうという選択肢もあったが、今は日本の防衛力はあの頃と比較にならないくらい強化され、海上兵力ならむしろ日本の方が上
航空兵力も質や稼働率を考ええれば有利な状況だ
陸上兵力はそれだけの輸送力がないロシアに日本に大量の戦力を投射するのは無理だろう
返すつもりがないなら日本はロシアを中韓朝と同一ラインの国と認定し一切の支援はしない
別にロシアの資源なんかなくても日本は十分足りているしね
それにロシアは日本びいきが結構多いんじゃないの
日本をあまり敵に回すとそのうち国民からの反発が起きるよ
プーチンもあまり過信していい気になってると足元をすくわれる
ソ連の場合はトップがサインをすればそれが通るので、民主主義でもない。トップが返還ができるといったらチャンスを逃さないことです。
プーチン自身は日本が侵略されて危機になるということは避けたいと思っているのでこれは安倍さん次第でまだ動く範囲になりますが外交が思ったほどうまくない安倍という感じなので結果次第でしょうね。
安倍氏はお金をばらまいてそれに見合うだけの成果はだせていないということです。
これだけを守ればいい。
入植したロシア島民への支援も含めてだ。
先に負担してごまかされたら、
日本与しやすし(つまりカモ)、という国際的印象になり、
中韓との領土問題にも悪影響がある。
日本は領土を軽くは見ていないという姿勢を示すためにも、
北方領土交渉は続けるべきだが、
弱さを見せないことが大切。
結局安倍は、この問題だけでなく、原発輸出を含めて、外交的成果をあげていない。
尻尾を振り続けたトランプにさえ、自動車貿易の不均衡などありもしない
言いがかりをつけられている。
無駄な軋轢を作っていただけだ。
モリカケを始め、まずいことが起きると外交で頑張っているように
見せていた。
成果を上げていると声高に語っていた。
それで自民党の中でも代わりが効かないとされていた。
が、ついにメッキが剥がれる時が来た。
韓国にも何ら対応できていない。
力のある野党も無いので、自民党で良いから、
リーダーは変わってほしい。
日本にとって得られるものがないのであれば、放置していい問題に他ならず、日本が餌に寄っていくようでは釣られる道しか残りません。
改めて、日本にとってロシアと組んでよい点は何でしょうか?
1北極航路
2シベリア鉄道
3資源
4平和条約締結
くらいでしょうか?
1は、北極に面している国はカナダも面しているので、協力すべきはカナダです。
2は、北海道と陸続きになったとして、将来は色々とロシアに揺さぶられる可能性を含みますが、コストは回収できる話なのか?
3は、ロシアに依存すると度々パイプラインを止められます。
4は、日本から米軍が出て行かない限り平和条約があっても永遠に解決しません。そもそも、平和条約を破って今の状態になったわけですよね?
ウクライナと同様、平和条約など結んでロシア人が北海道に住めば北海道はどうなるのでしょうか?
日ソ不可侵条約破棄は、英米などの後押しもあってなされたものである。
スターリンは根室・留萌間以北を占領するつもりであった。
一島でも日本に還せば、指導者の立場が悪くなる。故に還すつもりはないと思う。宗男ハウス等は税金の無駄遣いであった。
日本の高度な企業秘密の移転が目当てなのである。
①日米安全保障=日米同盟
②露の米に対する確証的核相互破壊の必要要件(オホーツク海)
③オホーツク海は、千島樺太を支配しているので現時点でロシアの裏庭
④千島列島ラインはロシアにとって確証的核相互破壊の維持において
極めて重要な軍事防衛ラインである。
結論:返還する意志はない。
それ以上に奪還されたら大変なことになる(確証的核相互破壊がなくなる)ので、軍事要塞化を進めている。あれはパフォーマンスではなく、
絶対死守すべき防衛ラインの強化に過ぎない。
領土返還?日本にとっての重要度とロシアにとっての重要度が全然違う。日本国民は、ロシアにとって、ただの辺境の島とでも思ってるようだが、唯一のロシアのみ海(潜水艦が自由)を守る=確証的核相互破壊
の命綱だ。それは、米露が対等に交渉できる根底の根拠であるのだ。
面積半分とか3島返還とかいうのは荒唐無稽
それだけは絶対にあり得ないでしょう。
だから、日本に4島がロシア領だと認めるように迫っている。
可能性が有るとすれば、ロシア領だと認めた上で、ロシアへ何らかの取引で莫大な利益供与を行うことだろう。
果たしてその価値が有るだろうか?
むしろ、関係を冷却化した方が良い。
やんわりと制裁を強化していって、プーチンの次へ照準を合わせた方が良さそうだ。
返還した所でロシアに何のメリットがある?
国際政治は合理的な利益でしか動かない。
決して誠意や善意では動かない。
非常に悔しいが、今後の教訓にしなくてはなりません。
国際政治や防衛問題に関しては、まだまだ国民世論がお花畑過ぎる。
もっと賢くならないとダメ。
ただ、強いリーダを売りにする前近代的な考えしか持たないプーチンがいる間は解決は困難と思う。
プーチンの威光がなくなるタイミングがチャンスだと思うので、解決を急ぐあまり日本は妥協してはならない。
でも、在野の人間は好き勝手なこと言ってしたり顔していればいいのだろうが、政府、政治家はそういう訳にはいかない。
これは日本側の領土を取り返す意欲の問題であって、戦後処理上残ってしまった懸案の解決に向けた努力の問題だ。
もちろん、多くの方が指摘しているように、狡猾なロシアに出し抜かれて、経済協力はする、島は戻らないということだけは避けなければいけないけれど。
日本国内世論は返還待望の一枚岩でありたい。
領土返還の可能性に言及することがあってもそれはせいぜい2島返還までで
とても4島すべて返ってきそうな様相はない。事実現在実効支配しているのは
ロシアであり、その状況をリセットするには実力でロシアの住民を追い出す
しかない。憲法の規定もあり今の日本でそれを行う可能性はほぼゼロ。
それをロシアも見透かした上で臨んでいる。あちらさんが『下手したら
ヤバい』というような状況を作り出せなければ領土問題で日本が優位に
立つことはない。
いずれにしても、現状では実効支配を有するのはロシア側。ロシアとしては、問題を表面化させないまま、支配の実績を積み上げるだけで、有利になる(尖閣と逆の構造)。時間はロシアの味方で、すでに、「2島」の選択肢も消えつつあることは確かですね。責任を問うなら、見通しもないまま「4島」を国内向けの人気取り(実質的にはアオリ)にしてきた過去の政権(自民に限らず旧民主も)ですかね。
そもそも日本は歯舞、色丹の領土権はロシアに渡していないので、長期的な交渉で返還される可能性はある。ただ戦後70年進展の無かった問題であり今日、明日という早期に解決することはない。
また、ロシア側は日本に領土返還することで、中国やモンゴル、カザフスタンと同様の領土問題を抱えているので、対応が非常に難しいと思う。
この考えが今後かわるまでロシアと交渉をと言うことだが、最悪経済支援をしても帰ってこない可能性も十分ある。
こう言う事を考えると、わざわざロシアにお金をあげるような事はやめ、北方領土もあるに越した事はないが、それほど日本国民の皆が困っている事はない(一部は困っていると思うが)のだから、この際スッパリと諦めると言う案はいかがだろうか。
そして、そのお金で延々と増加の一途をたどる借金を返したらいかがだろうか?
かけた金と時間に対して、リターンがかなり低そう(ないかも)なものに、それだけの投資を行う必要があるのか?
ふと、疑問に感じた
中身は誰もが薄々ながら理解していること。
返す気があるかないか、ではなく、仕方なく返さざるを得ない
展開で交渉を進める、これが日本にとっての希望の一縷。
現在の交渉の内実を掴んでもいないのに
軽々しく「期待しても無駄だ」などという論調をするのは
これまで交渉経緯を何度も注視し、そのたび落胆してきた
元島民たちを愚弄しているのではないか。
過度な期待をしないよう注意するのはいいが、
もともと大多数の国民は過度に期待などしていない。
それがこの28年の、いや戦後70年の結果なのだ。
タイミング的にはロシアがもっと弱くなるか、ロシアとの平和条約が日本にとってもっとメリットがあると判断できる時だと思う。
今は違うと思う。
日本の領土を不法占拠する国は他にもあるので弱腰や安売りはやめてほしい。
ほとんどない。彼らにはデメリットのほうが圧倒的に多い。
現住民の問題、戦死遺族への対応、国民世論への対策、経済水域の減少、今は約束しても将来的に自衛隊等の基地が出来る等安全保障上リスクetc。返ってくる訳が無いと思う。
返ってくるくると淡い期待を持ってるのは旧島民と頭がお花畑の人位と思うが...
結局の所、もう一度戦争しないとダメなんだろうと思うが日本は核戦力が無い以上、領土交渉の進展も無いと考えるのが普通ではないかと思います、想像ですが。
せいぜい、交渉しました、ロシアが期待を持たせるような言動して経済協力だけして終わりってのが残念な未来ですわね。
固有の領土ってのは日本の考えであって、ロシアにはそういう考えはないと思う。戦いなどで領土を拡大してきた国とは根本的に違うよね。
返す気もない相手に経済協力などするべきでない。日本だって他国に支援してる場合ちゃうでしょ。社会福祉などのお金が毎年毎年ふくれあがって、どないしよって状況やのに。
経済協力前にこんな姿勢を見せたら、経済協力打ち切る流れになるに決まってる
狡く立ち回りたいなら、今のうちは約束にならない程度に甘い言葉で領土交渉勧めておいて、経済協力もらった後に手のひら返しが最上。
狡猾なロシアがそれをしないのは、日本政府が水面下で返還後でなければ経済協力しないと伝えたか、すでに撤回不能の経済協力の密約を結ばされたか。
前者なら立派だが、後者ならもう救いようがない。
北方領土の返還は必要だろうか…?
北方の小さな島が
幾つか返されたところで
実際には、多少の漁業権が増える程度で
日本側には殆どメリットがない。
…そもそも返還されたとして
あの島には誰が住むのか…?
寧ろ、領土返還に前のめりになることで
此方の足許を見られ、値を釣り上げられて
却って日ロ交渉に不利に働くようなら
寧ろ、有害であるとさえ思う。
「名より実を取る」というか、
日本政府はいっそのこと
領土問題を一時棚上げしてでも
実利を考えた交渉を進めるべきではないか…?
日本がアメリカのポチである以上ロシアの考えは変えない。日本はアメリカに経済や軍事でも対等に対応できればロシアも考えが変わるだろう。無理だと思うがロシアと航空機と人工衛星とパソコン基本ソフトの共同開発を提案したらどうでしょうか。要するに日本はアメリカだけじゃなくいろんな国と平和的に外交する。
1946年1月29日GHQ指令第677号により、千島列島を含む北方領土の行政権が一時停止される。そして、旧ソ連の管轄となった。
しかし、主権は日本側にあり、旧ソ連に移ったと言う記録が無い。
だが、1946年2月2日旧ソ連の最高会議が1945年9月20日に遡り国有化を宣言する。
ここで、1946年1月29日までは、確実に日本に行政権(主権)が存在していたことをGHQの記録に有るので、旧ソ連の宣言は明らかに矛盾しており、「宣言」自体に効力が無かったのでは、と思います。
単純な考えですが、現在、ロシア政府の「第二次世界大戦の結果」と主張している北方領土を含む千島列島の主権について、最初から「無効」だったのではないかと思います。
絶対に有り得ない。
亡父もシベリアで、抑留され石炭を掘った体験者だったので、
それなりにヤルタ会議、終戦前後の資料を読み漁ったが、
被害者の皆様には申し訳ありませんが、返還は諦めて、ピザ無し
渡航や経済特区等の現実的な対応をした方が良いと思います。
それで無くとも、極東の軍事拠点としての制限がかかります。
政府の力点を変えて頂いた方がよろしいかと。
歴史を紐解いて考えてほしい。ロシア人にとって領土とは奪い取るもの。いくら日本が不法占拠だと訴えても、彼らはそんなの百も承知なのです。問題は「じゃあ、いくら出すの?」であって、足元を見ることしか考えてない。日本にとって返還のメリットは、1.漁業2.地下資源3.北方領土出身日本人の権利4.領土ナショナリズム、です。ロシアが懸念する軍事的意味は日本にはほぼありません。このうち1と2は量計可能です。3と4は、国内世論の問題で、いわば気持ちの問題。
この地域はロシアにとってアメリカに
対治する重要な海洋ルートだ
大した鉱物資源もなくあるとすれば
海洋資源しかない。
ロシアは下手に妥協すればアメリカの
驚異に晒される事を恐れている。
つまり日本に目線があるのではなく
アメリカにあるので勘違いしては
ならない。
今は習近平死後の政情不安・もしかしたら内戦・に備えて、同盟関係を模索すべき、長くみてもあと20年しかない。
おそらく米軍はその頃には、今よりさらに当てにならなくなっている。
その頃、北方で展開していた日本軍は、撤退戦をしながら、後ろに控える北海道を、民間人を守るために懸命に闘ったらしい。
残念ながら4島は占領されてしまったけれど、勇敢に撤退戦をした人たちがいなければ、北海道の半分はロシアに占領されてしまったかもしれないと推量する人もいるぐらいだ。
樋口季一郎というすごい人がいたから、敗戦後でも指揮を高め、見事な撤退戦をすることができたといわれている。
実現していないか。返還交渉あと一歩演出は、外相や首相の成果アピールであって、ロシアは返す気は無いでしょう。
今回もそう見ていました。
アメリカが、太平洋戦争終盤にロシアをなぜ日本戦に参戦させた。なぜか。F・ルーズベルトの個人的異常なまでの日本嫌いのなせたことだと思う。親日といわれるT・ルーズベルトはハルノートを知ってF・ルーズベルトをなだめたけど無意味だった。
F・ルーズベルトは異常なまでの日本嫌いで日本にサディスティックだった。在米日本人だけ強制収容所に入れ財産没収された。彼は親中だった。母方のビジネスの影響か?
チャーチルは、ロシアと中国の常任理事国入りを反対し台湾を中国に属さないよう進言したけどF・ルーズベルトは従わず、今に至る。
日本側から投資としての金を出させたい
ロシア側が交渉材料として使っているだけで
島を返すことなく金だけ出させれば
ロシアとしては万々歳でしょう
現実的にもすでにロシア人が定住してるからね
これをどうこうするのはかなり無理がある
日本は日本で返してくれるかも的な報道で
盛り上げようとしているが
内実は日本政府も返してくれないだろうというのは
わかっているのではないかと思います
だからと言って返してくれそうもないので諦めます
とも当然言えるわけはないので
返してくれる可能性が0%とわかっていながら
匂わせ気味に返してくれるかもしれません
と毎度毎度おんなじような報道が流れるだけ
だけどこれもそろそろ終わりにしてもいいのかも
交渉を先延ばしにしているのがいいかも
下手に国庫に手をつけるとロシアにいいように
使われるだけだと思う。
せめて、ロシア政権が変われば少しは話ができるかもしれないが現時点では危険。
反故にすることもあるし何より海洋資源以前に北方四島はロシアの管理下になっている
日本の政権政党が宣伝効果に使っている。とも取れるね。
交渉を有利に進めている。といった姿勢が見えれば、民衆への大きなアピールにはなる。
安部君のやりそうな事だ。
アベノミクスの効果報告のカラクリも然り。
結局一部の株や無い物取り引きをやってる連中しか潤っていない。
それさえ今後どうなるかは解らんがね。
北の解決へ糸口さえ見い出せない外交手段に期待出来るものもないと思うのだが。
2大政党への期待も持てないなら、せめて自民党内だけではなく、国の長を一般国民で選出出来るシステムを。と望む。
日本人として島は返してほしいが別に困ってる訳でもないからね。
もちろん日本のものだと国際社会やロシアに主張しながら機を見ていくことは続けないといけないが。
日本は対アジアにとっては加害者で、とある国からガタガタ言われて辟易しているはずなのに、
ロシアに対してはとある国と同じ様な事をしてる様に感じます。
20年ほど前までの関係性に戻る事が出来れば、
もう少し良い状況となる気がしますが、
今は議員も人付き合いが下手なのでしょうね。
20年ほど前は、返してくれないなら共存しましょう的な発想だったと記憶してます。
日本は親切にすれば相手も親切にしてくれると勘違いしているのと、役人と政治家は責任回避と保身で不作為ベースでしか動かない。つまり税金で無駄ばかりやってる。毅然とした、先を見据えた手を全く打てない無能者ばっかりだ。
日本側は、”4島を返したら、こんないい事があるんだよ”と、ニンジンを沢山ぶら下げていれば良い話。
ロシア側がその気にならなければ解決はしない。
譲歩など、一切すべきじゃない。
この記事にあるようにロシアは北方領土返還など毛頭も考えていないのは間違いないだろう。プーチンは年金問題で支持率低下になっているし、一島でも返還すれば売国奴の烙印を押されるし。見ていると安倍総理は参議院選など目先の利益のために幻想している。このままでは経済協力だけさせられて何も得られないことは明白。ロシアは信頼できない国だし、ここは交渉を打ち切って静観しているべきだ。
殆どの日本国民も、返されないのは残念ではあるけれど、まあそんな感じなのでは?
現政権としては早く解決したいんだと思うんですが
、今下手に行動して取り返しのつかないことになるよりは、「その時」を待ったほうが良いのでは?
日本は政治力も軍事力も無いので、阿部首相もすっかりなめられているが、実力のない首相なので、何度交渉しようが、北方領土の返還に繋がることなど、ロシアが崩壊しない限りあり得ないと考えざるを得ない。ただ、ロシアが崩壊あるいは弱体化した時に備えて、交渉を続けることは意味があるのかもしれない。口先だけの阿部の貧しい政治力でこの問題が解決できるなどという妄想は、決して持たない方が良いと思う。
シンゾーさん外交のシンゾーと言われるのであればまずは英語はべらべらでなければ。確かアメリカにご留学されていたんではなかったでしょうか
こういった交渉テーブルにのせ日本を翻弄することが目的だと思う
今からいろいろと甘い誘惑をかけてくるだろうな
日ソ中立条約が破られた、と日本人の多くは思ってますが世界一般的には残念ながら違います。
領土は返ってきて欲しいですが難しいでしょう。
クリミア半島併合されたウクライナの二の舞は避けた方がいいです。
日米同盟の深化を軸に西側欧州、豪、印との連携強化が無難です。
であれば、ロシアから日本にお返ししたいと言わせる状況を経済的に作らないと。返して貰うんじゃく、返させるとの発想の転換が必要。
と言った人がいます。
正に名言だと思いますね。
経済協力の名のもとに日本の立ち入りを許可はするだろうけど、
(日本の領土なのに「許可」というのもおかしいが)
インフラが整備され、自分たちで継続可能になれば、また元の木阿弥になりますね。
ロシアが一旦分捕った領土を返すはずがない。現にラブロフ外相も第二次大戦の結果と常に言っている。
ロシアは変に期待を持たせてのらりくらりと話を引き延ばしあわよくば経済協力を取ろうと思ってるだけ。
安倍も安倍だけどマスコミもいい加減返還の可能性が高まっているかのような報道はやめてほしい。
歴史上ロシアが日本にしてきた事を振り返ったら信用できないのは明らか。ロシアに都合の良いことを言う鈴〇宗男や佐〇優のようなロシアのスパイみたいな輩が世論を作ろうとして、レガシーをつくりたい政治家が前のめりになっているだけ。
時間の無駄ですので、会わずに戻るか、ウクライナと
ロシア対策について話し合うのが得策と思います。
真の友好国はロシアではなく、世界で2例しかない大規模な
原発事故があり、クリミア半島をロシアに侵略されている
ウクライナだと思います。
安易な妥協をするよりずっといい。
北方領土を盾に経済協力をしないというのも戦略の一つ。
ロシアのGDPを上げない事こそ日本の国益になる。
そもそも日本は寒いのが大嫌いな国民性だし、返還されたところで移住する人は殆どいないのが目に見えている。メリットは事実上水産資源だけ。と、なると逆手に取ってこの際ロシアに売却して金額で高額を要求するのも悪くないように思います。
一方、島に軍事基地などを作ったとは聞かないのでそれなりの配慮は見られる。
日本彼らの言う「返還するわけがない」とは「無料で渡すわけはない」ともとれる。
交渉担当は対価を明確に示し、交渉して欲しい。
日中間がもし、かつてのような双方妥協の上での緊張緩和に向けた流れを作ることが出来たなら、露は相当に危機感を感じるだろうが、果たして日本外交がどれだけしたたかに立ち回れるか。
どうせ返還されないなら、何もしなくていい。
ただ将来的にロシアでの日本のプレゼンスを高めていく方策はとるべき。
日本の影響力が高まれば優位に交渉は進む。
むしろ、最近の国内のニュースが、海外の主要メディアで報じられている内容とかなり異なることの方が気になる。
やはり国内主要メディアは、今の政権に忖度しているのだろうか…。
管理費とか考えると大変な所だし。ただ、要らないって言ってしまうと、ロシアの怒りを買うから、要るふりして、交渉に付き合うべき。
彼の認識と真っ向から違ってる。
二島返還で妥結しかかったが、
日本側の事情で成立しなかったというのが、
鈴木氏はじめ多くの人の認識である。
良いことしたら相手がそれに応えてくれるとか思っちゃうけど、特に利害関係がある近隣諸国では成果はないね。ロシアへの経済協力、中国への経済援助などいままでどれだけの死に金を使ったことか。ムネオハウスはどうなった?
もっと離れた国と協力しつつ、バブル時期のような各企業の技術力、経済力のある国を作ることにお金を使うべき。
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