施術医師のわいせつ被害を訴えた女性が無罪判決に「どう立証すればいいのか」で敗因は? なんと「せん妄」か
医師無罪判決、わいせつ被害訴えた女性「どう立証すればいいのか」会見で涙
2/20(水) 19:53配信
上谷さくら弁護士
手術後の麻酔が残っている女性患者にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた男性医師に2月20日、無罪が言い渡された。この判決を受けて、被害を訴えていた女性が記者会見を開いた。「被害者は今後どうやって性犯罪にあったこと立証すればいいのですか」と涙ながらに語った。検察による控訴を望んでいるという。
●判決は「せん妄の可能性がある」「DNA鑑定の信用性に疑いがある」
女性は2016年5月、東京都足立区の病院で、右乳腺腫瘍の摘出手術を受けた。手術後、病室に運ばれて、「(担当していた医師に)乳首を舐められた」「(医師が)胸を見ながらマスターべーションしていた」として、被害を訴えた。
男性医師は、準強制わいせつ罪で逮捕・起訴されたが、一貫して「冤罪」を主張。公判では、(1)女性の証言の信用性、(2)DNA鑑定などが、科学的な証拠として認められるか――が争点となった。
東京地裁は2月20日、(1)女性が麻酔による「せん妄」という状態で、性的な幻覚をみた可能性がある、(2)女性の乳首から検出されたDNAは、触診や別の医師との会話などで付着した可能性があり、DNA鑑定の信用性に疑いがあるとして、男性医師に対して無罪を言い渡した。
●女性は「せん妄」状態にあったことを否定
この判決を受けて、女性と代理人は東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開いた。女性は、自分自身が「せん妄」状態に陥っていたこと否定したうえで、「どうしたら信じてもらえたのか」と訴えた。女性の胸には今もしこりがあるが、インターネット上で誹謗中傷を受ける中で、病院に行けない状況がつづいているという。
女性の代理人をつとめる上谷さくら弁護士は「判決は、非常に雑な事実認定で驚いている。病院側が、被害者の証言だけで、逮捕・起訴した事件と喧伝しているので、そのような事件と誤解されているが、客観的証拠があって逮捕に至っている。遺憾に思う。この事件で無罪になるなら、性犯罪は立件できない」と話した。
●「防犯カメラでも仕掛けておけばよかったのですか」
女性は記者会見の冒頭、次のように話した。
「無罪判決には、本当にびっくりしています。たしかに、この事件は、みなさんから見ても、特殊な事件だろうと思います。まさか病室で医師がそういうことするわけないだろうと。だけど、本当に起こってしまって、私もそのとき『誰も絶対信じてくれない』と思いました。
だからDNAを採取しないといけないと思いました。根拠がなかったら取り合ってもらえないし、きっと『頭がおかしい』と言われてしまうと思ったので。すごく気持ち悪かったけれど、舐められたところをそのままにして、警察が来るまで我慢しました。やっとDNA(鑑定の結果)が出て、警察の人もまともに取り合ってくれるようになって、ここまでこれたんです。
だけど、なぜか、DNA自体が証拠にならないと言われて、無罪になってしまった。私はいったい何をしたら信じてもらえたんだろう。『DNA出ました。だけど信じられません』と言われたら、防犯カメラでも仕掛けておけばよかったのですか。これが無罪と言われるのなら、性犯罪被害者は今後どうやって性犯罪にあったことを立証するのですか」
弁護士ドットコムニュース編集部
参照元/続きはこちら→:ヤフーニュース
URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190220-00009273-bengocom-soci
ほぼ確実にせん妄だと思うけど。
医師の自慰にどのくらいの時間が必要か知らないが、普通に考えて看護師のバイタルチェックが頻回にあるだろうし、
下手したら術直後なんてナースステーションの真ん前の部屋だったりするから、
どう考えても無理がある。
自分に何かあったら医師にきちんと診て欲しいですし、真摯に治療に向き合っている医師や医療現場の方々がこうした訴えによって萎縮されないことを願います。
術後せん妄で、薬剤の影響により性的被害に遭う悪夢を見ることがあるのは有名な話。
ただ、医師に落ち度があるのは、密室で患者と一対一になったこと。患者家族や看護師を立ち合わせるべき。
また、この裁判を男女の問題、女性差別の問題などに結びつけて行くのは、大きな誤りである。
性犯罪裁判において、男性が極めて不利な状況だが、客観的、冷静に裁判が行われれば、無実だと言う人は他にもいるだろう。
感情的に女性を擁護してはいけないと思います。
とりあえず無罪判決になってよかった。これ有罪になってたら術後回診できなくなるし産婦人科や乳腺外科、特に人手のいる産婦人科は女医オンリーじゃないといけなくなる。
ますます外科離れが進む可能性が高かった。
ただ、術後回診したかどうか定かではないが、こういう対女性特有の問題では、看護師同伴でないとやはりまずいことが多いと、改めて痛感させられる事案ですね。
訴えられた医師は名誉毀損で訴えても良いと思いますが。名前も報道されてしまったし、職場を変えなくてはいけなくなったのだから。
こういう事例で女性の味方然してまことしやかなことを言えてしまう心理は仕事とはいえそこまでやるかという感じ。この件は全国の医師が息を凝らして注目しています。このような弁護士は是非とも退場していただきたい。
私は医師の無実確信してますが。
ただでさえ外科はしんどいので避けられがちな傾向があったところに、新専門医制度で専門医の取得が面倒になり、さらにこの事件。
今後の外科医志望者はますます減ると予測されます。
無罪とは言え、長期間拘束された挙げ句、各種メディアに晒され、検察からゴメンナサイの一言もないのですし。
むしろ無罪判決を受けたにも関わらず、このような記事が出るんじゃ、一度性犯罪を疑われた者は一体どうやって潔白を立証すれば良いのか。
この場合、無罪=冤罪事件となってしまうな。
でも、それは医師にとっても全く同じだと思う。
医師が有罪判決を受けたら『どう立証すればいいのか!カメラでも付けておいてワイセツ行為をしていないところを撮っておかなければいけなかったのか』と。
こういう密室での出来事を立証するのはどちらにとっても難しい。
本人達にしか分からないし、今回のように麻酔の影響があったのなら本人にも分からないかもしれない。
あとは、裁判で証拠を出しあって第三者である裁判官が下した結論を『認定された事実』としてとらえるしか方法がない。
それが嫌なら最初から法に頼らないこと。
自分に有利な判決だけ尊重し、不利な判決は尊重しないというのでは、裁判をする意味はない。
せん妄状態の人に接したことがありますが、幻覚や幻聴の話を全く疑わずに話していました。周りが「夢では?」といくら言っても「本当よ」と。もちろん、せん妄状態であれば医師は潔白ですが、明確に白黒つけられたとしても、女性の主観的には受け入れ難いだろうから、辛いでしょうね。
女性の証言がそのまま証拠として扱われる裁判のほうが異常。
あんたに訴えられた医師は、あんたの「一瞬」の苦しみ(妄想の可能性大)より
はるかに大きな苦しみを「一生」背負い続けることになるんだが。
控訴を望むのも、高収入の医師の人生を滅茶滅茶にした賠償額が怖いからだろう?
医療業界全体が萎縮して麻酔を要する手術を医師が敬遠するようになれば
私たちの命まで危うくなる。どれだけ大勢の人々に直接・間接問わず迷惑掛けたか猛省してほしいです。
だからこの女性にとって事実だと思うのは仕方ないのかもしれません。
ただ、家族などがその時の状況などを考えたらわかると思うのですが。
まして、この事件は警察や検察に問題があると思います。
今後は術前に、術後せん妄の説明も詳しくされるようになるのではないでしょうか。
医師が一日も早く社会復帰できますように。
本人はせん妄を本当の出来事だと信じて疑わないのだからつらいのかもしれないが、せん妄を根拠に100日以上も拘束された医師の気持ちの方が1000倍悔しいであろう。しかも、一生懸命治療した自分の患者にこんな形で疑われるとは断腸の思いであると推測できる。逆に、せん妄であることを理論的に理解できないこの女性は、一度精神鑑定が必要なのではないかと思われる。とにかく、この事例が冤罪とならなくてよかったと思う。
やってない証拠はなかなか出てきません。
女性はせん妄だとは認めたくはないんだろね。まだ若いし、まさか自分が術後せん妄になって看護師を怒鳴りつけたりしたとか認めたくはないよね。
でも術後せん妄なんだよ。
もしかして、裁判までしたし引くに引けなくなったのか?
誹謗中傷の件は、この裁判とは別に訴えでて良いと思います。本当にせん妄状態だったとすると、その間の発言、行動に患者さんじたいの責任はない(事実)ので、誹謗中傷はもってのほかです。
他の方もおっしゃっているように、根本的解決のためには看護師さんがついてくれると良いですけど、外来はともかく、回診の時に看護師さんがついてくれる、ある程度大きい病院なんかないでしょ。ただ、患者さん本人のためにも、医者のためにも二人以上で診るという制度を作らないといけないかも。現実的にはかなり大変ですが
「乳腺外科医のわいせつ事件はあったのか?~検察・弁護側の主張を整理する」にある証言などから推察するに、女性が術後せん妄であった可能性はかなり高い(利害関係のない同室他患者の証言もあり、信用性は高いと思慮。さらに訴えの内容が客観的には非現実的である)その状況下での訴えの真実性は甚だ疑問。
それより薄ら寒いのが、検察側の根拠の根幹をなすDNA鑑定の結果の内容。ほぼ鉛筆書きのメモレベルの産物、その検体破棄のタイミング。詳しくは上記サイトをご覧いただきたい。
医者が犯罪者、ありきの捜査であったのだろうと推察されるに十分であり、憤りを感じる。ただ、医療者側も術後せん妄の患者に対しての対応が不十分であった感は否めなく、マニュアル整備等の対策は必要であろうと思う。
しかも証拠全然保存してないとか何がしたいかマジでわからん。
何がしたいの?
科捜研の検証がしっかりできていたらその時点で不起訴(嫌疑不十分)にできたはず。
ただ、女性本人は、薬の影響とはいえ、自己の主張を真実と信じ込んでしまっているのが気の毒としか言いようがありません。
それにしても、医師は、とんだ災難だったと思いますね。
これで、適正な医療が萎縮してしまわないことを祈ります。
検察に対しては、こんな裁判を長引かせたところで誰にとってもマイナスでしかないので、控訴せず、事件集結とすることを望みます。
というか、こんなものが立件される方が、不思議だし、恐ろしい。
案の定、無罪。
石橋を叩いても渡らない検察にしては、非常に珍奇な事例だと思いました。
まるで中学生だな。
外科もおらんくなるで
この事件はとても難しく、救われる人のいない裁判だったなと思いました。
実際にこの医師が無罪だったとして考えても、原告の彼女はせん妄状態であるが、本人は現実の体験として記憶に残っていて被害感情があるのは当たり前です。
そして、この医師も「証拠不十分」と言う理由では完全無罪の印象はなく、一度容疑者になったと言う過去は消えず、「本当はやったんじゃない?」と言う世間の目にさらされ続ける。
両者のしこりを少しでもクリアにして判決を出すためには、原告の彼女が言う通り「DNA鑑定」が確かなものである必要があった。
しかし、その重要な証拠をプロとは思えない鑑定方法?にましてや破棄までしてしまうと言う失態をしてしまった検察の罪は、、、。
両者が不憫です。
術後の出血の有無を確認するために、創部も頻繁に見られますよ。いったいどんな状況でどんな管理をしている医療機関なのか知りたいくらい。
また、過去の職歴からも。
私は、研究者ですが、唾液の件も、普通データはかきなぐりにせず、きちんとまとめて解析しますし、検体が貴重であるなば再実験のために普通とっておきます。そのデータ管理もずさんで、再現性もなければ、結果が信頼できないのは当然だと思います。
正直、医師の家庭がぶちこわされてかわいそうです。
本当にやっていたら、1人ぐらい他にも被害者
がいる気がする。
どうにかしたい魅力があるように
同性のわたしにも思えない
術後30分の記憶があてになるかと言われると、それは無理があると思う。
まして術後間もなくは処置や確認が多すぎて、なにかしようとしたとこで、いつ看護師などか入ってくるかわからないんだし。
ただ今度は、「プライバシー」の問題にもなるだろうけどね。
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