高畑勲監督の追悼放映「火垂るの墓」 粋な計らい日テレ「金曜ロードSHOW!」
訃報から半日で「コナン」から「火垂るの墓」即断変更 日テレプロデューサーの決意「不朽の名作、今こそ」
4/12(木) 7:00配信
急きょ、放送が決まった「火垂るの墓」=(c) 野坂昭如/新潮社,1988
日本アニメ界の巨匠、高畑勲監督が4月5日、亡くなりました。高畑監督の訃報(ふほう)を受け、日本テレビのレギュラー映画枠「金曜ロードSHOW!」では13日に放送予定だった「名探偵コナン」の劇場版を、高畑監督の代表作「火垂るの墓」に変更しました。高畑監督の訃報が公になってからわずか半日のスピード決断。その背景には、どのような思いが込められていたのでしょうか。日本テレビのプロデューサーに、聞きました。(朝日新聞文化くらし報道部記者・真野啓太)
日本テレビ系列で毎週金曜午後9時から放送されている映画枠「金曜ロードSHOW!」。6日の放送のの次週予告では、当初予定されていた「名探偵コナン」の劇場版ではなく、高畑監督の代表作「火垂るの墓」の映像が流されました。画面右上には、「高畑勲監督追悼」との文字が表示されていました。
「長年にわたり、数々の作品で、お世話になってきた。高畑監督の訃報に接し、番組として何ができるかを考え、最大限の追悼と敬意を込めました」
「金曜ロードSHOW!」を担当する日本テレビプロデューサーの谷生俊治(たにお・としはる)さん(44)はそう語ります。高畑監督が亡くなったのは5日木曜日の未明。社内での協議を経て、わずか半日で放送番組を変え、予告編を準備したそうです。
「テレビは即応性のメディア。時時刻刻と変わる社会の状況に応じて、視聴者の『見たい』という思いに応えていくにはどうすればいいかと、いつも考えています」
「火垂るの墓」は毎年、終戦記念日の8月15日の前後に放送することが多く、今回で13回目。高畑監督の作品としては最多だそうです。物語は終戦前後の神戸市などが舞台となっており、神戸市出身の谷生さんも思い入れがあったといいます。
「『こんな悲しい映画、放送しないでほしい』という意見を目にすることもある作品。つらく悲しい映画だが、人生のあらゆる段階で『気づき』を得られる、不朽の名作だと思う。自分で見たい映画が選べる時代だからこそ、地上波で流す意味があると考えています」
「金曜ロード」のような、ゴールデンタイムのレギュラー映画枠は、かつては民放の各チャンネルにありました。近年はすっかり減ってきましたが、日本テレビは工夫をしながら、枠を維持してきました。
2010年代には、「天空の城ラピュタ」の放送時に、ツイッターで一斉に決めゼリフをつぶやく「バルス現象」が起こるなど、ソーシャルメディアの出現で、お茶の間にとどまらない、TV映画枠の楽しみ方が出てきました。
番組側も、「金曜ロードにしかできない映画体験を」(谷生さん)と、ソーシャルメディアとの連動を意識した仕掛けを打ち出してきました。放送中に作品の裏話を発信したり、好きなシーンや見たい映画を募集したりと、工夫をこらしており、ツイッターの公式アカウントのフォロワーは40万人を超えています。
一方で、谷生さんは「サバイブ(生き残る)できているのは、ジブリ作品の存在が大きい」と言うように、高畑監督が宮崎駿監督とともに立ち上げた、「スタジオジブリ」の作品とともに歩んできた番組でもありました。
1972年に始まった「水曜ロードショー」が、「金曜ロードショー」にリニューアルしたのは、くしくも、スタジオジブリが立ち上がったのと同じ1985年でした。長年、親しまれたオープニングの「映写機おじさん」のショートムービーも、スタジオジブリが手がけたものでした。
日本テレビによると、ジブリ作品で最も放送回数が多いのは、「風の谷のナウシカ」で17回。その他にも「天空の城 ラピュタ」は16回、「となりのトトロ」は15回と続きます。
直近5年で、平均視聴率が最も高かったのは、2013年7月に8回目の放送となった「もののけ姫」で、21.9%でした。2015年3月に放送された高畑監督の「かぐや姫の物語」も、18.2%を記録しました。(いずれもビデオリサーチ社調べ、関東地区)
高畑監督の訃報を受け、「火垂るの墓」を放送することになったのは、こうした「金曜ロード」とジブリのつながりがありました。
谷生さんはこう言います。
「DVDレンタルもできるし、タブレットで見ることもできるが、今でも一番気軽に映画を見られるのは、地上波だと思う。地上波の視聴者が減っていると言われ、映画枠も危機にあるからこそ、重みと責任と、矜持(きょうじ)を持って、映画との出会いの場をお茶の間に提供し続けていきたいと思います」
【withnews記事】
参照元/続きはこちら→:ヤフーニュース
URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180411-00000002-withnews-movi
俺だけかなあ。
決断だったと思う
でも、火垂るの墓は人生で一度はみるべき作品だと思う。
私も小学生の時に初めて見て、怖くて悲しくてボロボロ泣いたけど、家族で戦争について話し合ったり、自分だったらどうするか考えたり、自分の中で何か小さな礎のようなものができた気がする。
今でも、世界各地で起こり続ける戦争、紛争のニュースを目にする度に、清太と節子がそこにいるような思いがしている。
この機会にまだ見たことがない人が、火垂るの墓を目にすることができるなら、それは高畑さんへの恩返しになるのではないかな。
勇気が必要だが、自分の子供にも見せるべき映画だと思う。
けど大人になって、特に出産後はもう辛くて見ていられなくなった。
知り合いに第一子が男の子で、年が離れた第二子の女の子を産んだ人がいるけど、もうあれ一生見れないかも…と言ってた。
逆に言えば、それだけ心に刺さる作品だと思う。
ただ個人的にはぽんぽこのほうが良かったかなって思います
悲しいから観ないって意見も多いけどその人たちも一度は観てるんだよね。そして確実に何かが伝わったんだよね。
ホントは自分のじいちゃんばあちゃんに伝えてもらう話なのかもしれない。けどみんな悲しい話だから語りかたがらないし自分たちも聞きたがらない。そして普通の人たちにとっての戦争がどんなものなのかが伝わらなくなっていく。
あのときこの映画を作ってくれた高畑監督には感謝しかない。
小さい子供には一度は見せたい。戦争がどんだけ辛くて過酷な状況だったか、知らないと。
節子が弱くなっていく姿が
見れなくなった。
大人になったら、お兄ちゃんの我儘と見通しの甘さにイライラした。
もっと年老いて観たら、また違う感想を抱くのかもしれない。
そういう意味でも名作だと思います。
悲しいからこそ、辛いからこそ、目を背けてはいけない物もある。
このアニメはそんな教訓の1つだと思う。
一回は目を開けてしっかり、このように命をおとした、子供達が他にもいるということを知るために必ず見るべき。
せつこが食べる物なくて我慢してるのに俺って・・・
物凄い罪悪感でそっとアイスをしまいました。
と思い、見方が変わってきました。
年代や価値観により、いろいろな見方ができるいい作品だと思います。
今回は今まで観たことない人達が観る機会になるかもしれませんね。
節子と清太の歩みをしっかり見届けさせていただきます。
衷心より高畑監督のご冥福をお祈り申し上げます。
戦争の怖さ、監督の素晴らしさはこの作品で伝わる傑作です。次の放送日は私はやはり辛くて観れないと思いますが、きっと我が子たちは観るでしょう。子どもたちはこの作品を観て何を感じるか、戦争の怖さ、尊い命の大切さを感じてくれたらいいな、と思います。御冥福をお祈りします。
昔見て、ものすごく心が震えました。
子供ができてからは見ることに心が耐えられないくらいの感情に襲われるから見れないです。
それくらいの名作だと思います。原作は野坂昭如さんというのも驚きでしたがアニメしか知らないです。
火垂るの墓は名作以上の称号を与えたいです、初めて映画やアニメで涙が溢れてました。
素晴らしいアニメをありがとうございました。
一生で一度は見ておくべき作品だと
自分は思う。
だから、今回の選択は個人的に
よかったなと思う。
高畑監督のメッセージが一人でも
多くの方に届くなら。
演出参加の『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』なんかのほうが久々に見たい。
どれも大好きだったなぁ。
『アルプスの少女ハイジ』は映画もあったはずで何度も見たから、あれを放送してほしかったかも。
子供に戦争の悲惨さを教えるには
悲しいが、
火垂るの墓はアニメでありながら
“自分の大切な人をも奪う戦争”
を率直に描いているから
子供にも見せるべき映画だと思う。
私の父方の祖父は戦争でインドネシアの小さい島で死んだ。祖母も戦時中結核で死んだ。
父親は両親を覚えていない。
戦争が身近にない今こそ
私達は戦争をちゃんと知らなければいけない。
ゲームとは違い死んだらリセットは出来ない。
親が説明、フォローしながら
娘にも見せたい。
この時代に生き残った人たちは本当に逞しいと思う。
二人の可哀想な子供の話として、ただただ泣けた。
でも、大人になって見ると、子供の頃は悪者と思っていた叔母さんの立場に共感できるようになった。
叔母さんはそもそも「遠い親戚」であり、そこにいきなり清太が節子を連れて転がり込んだこと、叔母さん自身も、仕事をしている家族に優先的に食事を与え、自分は鍋の底にこびりついたご飯を食べて空腹をしのいでいることなど、何度も見ることでこういう細かい部分が見えてきて、実はこの作品は清太の懺悔の物語だったことがわかる。
見れば見るほど奥深い作品だと思う。
コナン⇨ジブリ3週⇨ハリーポッター3週⇨コナン⇨ルパン⇨ジブリのローテーション
昔みたいに洋画中心にしてくれ。見る気も起きない
今がいかに幸せか感じる事が出来る映画。
でも、2度目を見る勇気がない。
おもひでぽろぽろ、ぽんぽこ、かぐや姫。
時々、ジブリ月間しているけど、高畑作品は妙に避けてる感じがして不思議だった。
高畑監督の最高傑作と言っても過言ではない
おもいでぽろぽろ
見たかった。
節子にばかり気を取られてましたが、大人になるにつれ、お兄ちゃんの苦労、辛さもわかるようになり何回見ても考えさせられる映画です。これは今の子供も見るべき。
私の親も小学生での戦争体験者でしたが、ちょっとでも遅れて防空壕に行くと子供相手でも「もう入れないよ」と入口を大人が塞いでしまうことがあったと言っていたことがありました。
火垂るの墓はそういう誰でもこころ心が荒む時代をしっかり描いてます。
高畑監督も戦争体験者のはず。その人がどんな思いで映像化したのか、野坂昭如さんも高畑勲監督も亡くなられた今、せめて作品を知り後世に残していく義務があると思います。
野坂昭如さんの原作も文体が難しいですが読んでみるべき作品だと思います。
すごく悲しくて辛い内容だけど、戦争が昔あった事は事実で、戦争のことを知らない人が増えているのも事実。
知らないが為に、殺人や人を傷付ける事件が多くなったように感じる。
人気作でもあり、映画公開当日の作品に替えるくらいなら他の枠でやれば良かった気がする。
幼い頃はおばさんが清太達を追い出さなければ二人は死なずに済んだのにと悲しく思った。少し大きくなってからは、清太はおばさんと上手く関係を作り上げられなかったのかと清太に対する評価が変わった。大人になってからは、清太働け!だった……
そしてさらによくよく考えてみると、我々視聴者はこうやって歳を重ねるにあわせて清太の気持ちが分かり、おばさんの言い分が分かり、第三者的な意見を持つ事が出来るようになるが、物語内の清太はそれが出来ないまま死んでしまった。生きて大人になっていれば自分の行動を反省することも出来たのにそれが出来なかった。それがまた、戦争に翻弄された人々の一つの物語だということ。
節子に対する気持ちや行動が原作とは異なっている点も、その違いを持たせた意味をいろいろ考察できるので、本当に奥深い作品だと思う。
一緒に見て教える立場なのに。
戦争が及ぼす一般人への悲惨な影響をこのように描いた作品は希少だと思うから見るべきか。
見た後で大号泣しました。
あまりにも悲しく辛い。
母になってから、テレビで放送され何回か見ましたが、自分の子供がこうなったらと思うと泣けてくる。ラストが最初見たのと変わってあれ?と思うこともありましたが、なぜ?
最近はK国民から日本は被害しゃぶってるなどのクレームがあって放送されなくなったとも聞いています。
辛いけど、これが戦争の現実。
また見ようと思います。
戦争が悪いって話しで、米軍が悪いと言う映画じゃ無かっただけに余計にダメージデカかったのかもしれない。
ただ、今作は反戦映画みたいな感じではあるけど、反戦ではなく戦争の悲劇や、当時バブル(放映くらいでは崩壊してたか?)に浮かれる日本人に対しての一種の警告や皮肉を込めた作品として描いたっぽいんだよなぁ。
以前高畑監督自身も反戦を描いたつもりは無いみたいなコメントを残していたと思ったけど、どちらにしても戦争はいけないし、先人のことを忘れちゃいけないと思える作品ではあると思う。
でも、この作品は名作である事は間違いない。戦争の現実をわかりやすく表現し、見るのも辛くなるほど引き込まれるのだから。
始めてみたときは子供の頃で衝撃だったけど、
子供ながらに突き刺さるものがあったな。
その後漫画も読んだが、
漫画の方がリアルに描写されてた。
昔は終戦記念日付近に毎年のように放送されてたわけだし、
監督が亡くなった事を期に、
追悼の意味での放送はよいと思う。
人生で一度は見ておいてもいい作品だと思うし。
追悼にしては「火垂るの墓」はちょっと…今年も夏にジブリ特集ありそうだし、
高畑監督の作品「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」とかと一緒に「火垂るの墓」も入れて
3週連続ジブリまつりみたいな感じでやってほしかったな
戦争は怖い。絶対に繰り返したらいけない。
そのメッセージはいつの時代でも強く発しないといけない
妹のために頭下げて仕事もらいながらおばさんのところに置いてもらってたら死ぬことなかったのにと思ってしまって不思議と涙も出なくなった。
そういう話ではないのも分かるんだけど大人になって純粋に見れなくなってしまった。
はだしのゲンとかさとうきび畑?とかのほうが見てて辛い。
子供たちにぜひ観て何かを感じて欲しい。
すぐクレームを言う…
そして同じ共感をする人に「いいね」を押してもらいたくてすぐSNSに上げる。
どれも自己満だよな…
少しは我慢という物を知ったらどうだい?
「火垂るの墓」この映画は確かに内容がハンパない。
見てて辛くなる人の気持ちも分かる。自分もそうだから…
でもね「過去にこういう事があった」という事を教科書や人の話だけでは分からないでしょ?
映像を見て初めて具体的に分かるでしょ?誰かに説明されるより、とても分かりやすいんだよ。
こういうのってとても大事な事だと思うよ。
戦争はしちゃいけないんだと言葉では言えても、どうしてという理由をちゃんと説明出来ますか?説明が出来たとして、言葉だけで聞く人達はちゃんと理解してると思いますか?無理でしょ…
だからこういう映像が必要なんですよ。
大人だけじゃない、子供達にも教育や今後のために見て欲しい作品です。
節子の絵が描いてあるドロップの缶を見るだけで怖がっていた。
でも、自分に子供ができた今だからこそ、ちゃんと見なくては…。
今回は見てみようかな…。
別にコナンと入れ換える必要も無かったのかなと思うけど。
そりゃ高畑監督の訃報は悲しすぎるが・・・・
今やろうが夏にやろうが敬意を表している事には変わり無いと思った。
お兄ちゃんが、妹が栄養不足で死にかけてる時に畑に泥簿に行って畑の持ち主にボコボコに殴られて警察に連れて行かれた後に妹が兄を捜しに来て兄の殴られて怪我をした顔を見た時に心配してた妹を見て抱き締めて泣くシーンは何度見ても泣いてしまいます。
家族愛、生きる事の大変さ、世の中の厳しさがこの時代に限らず現在でも通じるものがあると思います。
ご冥福をお祈りします。
だって最初の感想は「そんなところで暮らすくらいなら、叔母さんのとこにいた方が楽なんじゃないの?」だったからな……。じっさい節子死んじゃったしな。
もしこれを高校生くらいの時に初めて見たのなら、自由を求めて飛び出した清太の気持ちに共感したかもしれない。
ご冥福をお祈りします。
あれからあんまり好んでは見なかったけど、一度見たらほんとに心に残る作品です。
見ていない人には見てほしい。
金曜日、久しぶりにじっくり見てみようかな…
号泣だろうな…
ただ火垂るの墓はアニメなのに内容が暗くて…
ドロップ缶見ると骨壷を連想して食べられなくなった
娯楽物のコナンの方が、楽しめると言う意味では良かったなぁ(あくまで個人的な感想ですが)
違ったかな?
親父と妹と3人で見に行って、なんか知らないけど観て号泣。
んで休み時間を挟んで、トトロ観てホッとして帰って来たっつー記憶が・・
昔の記憶だから、そこのところが曖昧・・
それとも親父がトトロの前にただ観たかっただけなのか。
ただ、同日に火垂るの墓とトトロを観たのは間違いのない記憶。
両方とも名作だと思います。
確かに当時は皆大変で生きるのに精一杯やったかもしらん、けどな、悲惨な中でも救われる話はあったんちゃうか?
なんやこの映画は、悲惨、悲劇をクローズアップして作り過ぎてるような気がする。
私が実際に聞いた話は、空襲など悲惨な事はあったけど、苦しい中でも皆で助け合ったという心温まる話も聞いてきたで。
嫌なこと辛いことそういったことから目を背けたいってことなら見なければいいだけだし
俺も見たくないって思うぐらい目を伏せたい作品だけど
日本に昔こういうことがあったんだって言う事はやっぱり知っておかなくてはいけないことだと思うから一度は子供には見てもらいたいと思う
経験をしていない年代だからこそ、知らなければいけないと思う。
知ろうと思う気持ちが、平和な世の中を作っていくと思います。
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