西日本豪雨災害の倉敷市真備町に水上バイク・ヒーロー現る!!その名は内藤翔一さん
水上バイクで来たヒーロー 15時間かけ120人救う
7/19(木) 5:03配信
内藤翔一さん(バイクの前席)たちに水上バイクで救助される住民=7日、岡山県倉敷市真備町、富田育海さん撮影
西日本豪雨で甚大な浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備(まび)町で、多くの住民が取り残される中、「どげんかしたらないかん」と、水上バイクで約15時間にわたり、約120人を救助した町出身の若者がいる。「町のヒーローじゃ」。救助された住民たちから命の恩人として感謝されている。
【写真】内藤翔一さん(左)と上森圭祐さん=2018年7月16日、岡山県倉敷市真備町、河崎優子撮影
「おかんが真備の家に取り残されとる。どうにか助けてもらえませんかね?」
7日昼前、岡山県総社(そうじゃ)市の建設業、内藤翔一さん(29)は、同じ真備町出身の後輩で岡山市に住む上森圭祐さん(25)から電話で頼まれた。
地元の浸水被害に、内藤さんは「なんかできんか」と思っていた矢先だった。趣味で水上バイクに乗ることがあり、免許も持っている。総社市の自宅から真備町はほど近い。
「すぐ行っちゃるわ」
水上バイクを友人から借りて、出発した。
昼過ぎ、泥水は民家の2階ほどまで上がり、水かさは依然として少しずつ増していた。木やタイヤなど様々なものが流れ、油の臭いが鼻を突いた。ヘリの音が響く中、ベランダや屋根の上に避難している人々から救助を求める声が、数メートルおきに聞こえた。
「助けて」「こっち回って!」
「次行くけ、待っとって」と伝え、最初に上森さんの母親を救出した。
取り残されている人々の多くが高齢者。自力でバイクに乗ることができず、抱きかかえる必要がある。途中から地元の後輩にも手伝ってもらった。助け出した人々は、高台にある森泉寺まで運んだ。
近くの岩田忠義(ただよし)さん(73)夫婦も内藤さんたちのバイクに助けられた。軒下まで水が迫り、夫婦で屋根の上に避難した。昼過ぎに119番や110番で救助を頼んだが、助けは来なかった。ヘリが近くを飛ぶ度にタオルを巻いたさおを振って助けを求めた。
数時間すると「ブーン」と鈍い音が響いた。「もしかして、やっと助けが来たのか」。近づいてきたのは水上バイク。内藤さんから「子どもを先に運ばせてな。絶対戻るけん、絶対間に合うけん、頑張って」と励まされ、ほっとした。
しばらくして、約束通り内藤さんは来た。バイクに乗りながら「じいちゃん、命がけで助けたんじゃけ、長生きしてよ。絶対で」と肩をたたかれた。
うれしくて、涙が出た。
「内藤さんは、町のヒーロー。命の恩人じゃ」
■「立て直したい」炊き出しも
屋根の上に3時間以上立ち続けて足が動かなくなった高齢夫婦にも出会った。水は屋根の上に達していた。疲れ切った顔で「もうだめじゃ。わしらええけ、他行ったげて」と言った。
「いや、絶対助けてやる」。水上バイクをロープで固定し、屋根まで歩み寄り、水につかりながらも、夫婦が呼吸できるように高めに抱きかかえて乗せた。
日が暮れると、住民はライトを振ったり笛を鳴らしたりして存在を知らせていた。夜中には水深が浅くなり、水上バイクの底が何かにぶつかって何度も転倒したが、起き上がって救助を続け、午前4時までに計120人ほどを運んだ。途中から、避難先の森泉寺には内藤さんの後輩数人が集まり、バイクから住民を降ろす作業などを手伝った。
森泉寺によると、7~8日に100人ほどが境内に身を寄せた。寺以外にも、希望する場所まで送られた人が20人ほどいた。
水上バイクは傷だらけになった。燃料は何度も補充した。必死に救助を続け、最後は全身がつって動けなくなった。後日、避難所で炊き出しのボランティアをしていると、救助した高齢者から次々と感謝の声をかけられた。「それだけで、やってよかったと思った」
内藤さんに母親を救助してもらった上森さんも町に駆けつけていた。7日昼過ぎから深夜まで釣り用のボートで救出にあたり、約100人を避難させた。
2人は現在も避難所での炊き出しや知人の家や店舗の片付けを手伝っている。実家の片付けも残っているが、「自分ができることを続けて真備町を立て直していきたい」と内藤さん。被災地を駆け回っている。(河崎優子)
朝日新聞社
【朝日新聞デジタル記事】
参照元/続きはこちら→:ヤフーニュース
URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180719-00000010-asahi-soci
自然に涙が出てきました。。。。
政府はこれを参考に水上バイクを全国10箇所くらいに分散して自衛隊の駐屯地とかに配備して、救助に役立てるべき
ぶっちゃけレッドサラマンダーより活躍したのでは?
価格もはるかに安いしね。
120人って、すごか。
自分たちが避難するのも、精一杯だったと思います。この方のおかげでたくさんの命が救われたんだと思います。素晴らしい方です。
この方の行動は正に「ヒーロー」そのもの️
宴会で盛り上がってた議員達に爪の垢を煎じて飲ませたいです。
お疲れ様でした。
なかなかできることじゃないですね。
日本もまだまだ捨てたもんじゃないね。
行政が助けたもんだと思ってた。
日本の若者も捨てたもんじゃない。
涙しながら読みました。
水上バイクは広島市内も河川で見せびらかしの遊びで良いイメージがなかったのですが、小回りが利いて浸水時の救助にとても役立つのですね。水が引いてバイクがボロボロになりながらも救助されたのに更に感動しました。
なんかこう、、
言葉が、
震える、涙
消防や救急も自衛隊も警察もフルに活動していたが、人手が足りなかった
そんな時に、自分が危険な目に遭うかもしれんのに救助しに行くなんて偉いわ
人助けで傷だらけになったジェットもカッコいいですが、ヤマハさん、なんとかしてあげられませんかね?
涙出ました。
こんなに頑張っている若者がいるなら、復興は間違いなくできます!
陰ながら応援しています。
用途が限定されるだろうけど、緊急車両に比べると安価だし自治体も2.3台は用意出来るんとちゃう?
燃料を確保する方も大変だったでしょう?
人のためだからこそ、限界を超える力を発揮できることもあるんだね。
自分もできることを頑張ろうと思った。
自ら頑張っているのに
国民の代表者たちは
一体何していた
絶対次の選挙で責任取らせないと
同時に行政はこんな時には助けてくれないんだと実感。個人個人で備えたりしないとダメなんだと痛感した
激しく傷むのがわかってながら快くバイクを貸した友人も、素晴らしい。
お腹傷だらけになりながら、泥水吸い上げながら必死で走ったバイクも本当にいい子だったよ。
もう走れないかもしれない。
でも、市役所とかにヒーローとして展示してもらって、新しいの買ってあげてほしいくらい。
『命の恩人』この方が無事だったから良かった話になるけど、もし、この方が救助の最中に亡くなっていたら、どう責任とるつもり。逃げ遅れる多くは自己中の横着者。家財道具守らな、避難所なんか行きたくない、家にいれば安全なんて思うてるから逃げ遅れる。迅速に避難することは自身の命を守る為でもあるが救助する方々の命を守ることにも繋がる。高齢者だから、小さな子供がいるから逃げ遅れた、そんなの言い訳にしか過ぎない。高齢者や小さな子供ペットなど抱えていて自身の体1つで逃げられない人は最初の勧告で逃げるべき。
是非、新車プレゼント
しかも趣味が水上バイクな人は体格も良く体力もあるイメージ!15時間で120人は凄いしもっと多くの人に知ってもらうべきニュースだと思いました。
(消防団にだったかな?)
私も三原市本郷在住で、目の前に広がる濁流の湖を見ました。
若い頃よく水上バイクやウェイクボードしてたけど、今それがあれば・・・とその時かなり思いました。
水は引いたけど復興にはまだまだ・・・
水道の復旧もまだ未定で今月中にも復旧できる可能性も少ないと聞いています。
今、普通に生活できている皆さん、それが当たり前だと思わないで欲しいです。
自治体は予算作って将来くるべき災害に力いれてくれ。
自分の危険を顧みずに、人命救助した人達に感謝すべきだろうと思う。
あのままだったら、120人の内何人かは亡くなってしまったかもしれないから本当に凄いと思う。
こういう事があるので、今後は消防署には水上バイクを導入し、運転技術を訓練していくような事も考えなきゃいけないと思う。
そういう意味でも、今回の水上バイクの救出は検討するに値すると思う。
小回りも利き、機動力もある。難点は燃費が悪い事。
15時間も動き回ったらどれだけガソリン使ったやら。
お疲れさまでした。
涙出た
救助しないとという気力で、限界を超えて動き回っていたんでしょうね。
たくさんの人が助けられて、ご自身も無事で本当に良かったです。
最近悲しいニュースばかりで、そんな話に涙がでたり、日本の変化に寂くなることばかりだったけど、久しぶりに暖かさに涙が出ました。本当まだまだ捨てたもんじゃないですね。ありがとうございます。私も自分ができることをします。
救助で殉職した警官を思うと胸が痛くなる。
素晴らしい。
間違いなく、ヒーロー。
テレビでも放送してなかったし。
素直に拍手を贈りたい。
命からがら助かっても大変だけど
生きてなきゃ始まらない
凄いなこの人は
火事場泥棒みたいなのがいるなか、こういういい事をしている人をもっと流してあげて欲しい
撮った人がTwitterにあげた時、祖父母と連絡がつかなくなっていたお孫さんの目に止まり本人だと確認が取れ無事再会出来たという物語付き。
励まし方も上手ですね
そして各自治体は緊急用の水上バイクという選択肢も考える必要があるかもね。
人名にはかえられないのはわかっていてもやはり中々出来る事では無い上に120人も。
心の底から全力で本当に凄いと思う。
お疲れ様でした。
友人でも知人でもない、困っている誰かのために、
自分も何かできないかと考えさせられました。
ありがとう。
私も被災者の方の力になりたいと、募金をしました。
頑張って欲しいです。
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